今年6月に劇場公開され、現在、Netflixでも公開されている 日本とインドネシア合作の3Dアニメーション映画『トゥルーノース』がとても良かった。

ざっくり言えば「北朝鮮の強制収容所の実態を3Dアニメで描いた作品」だが、つかみも良く、テンポもよく、観始めたらどんどん引き込まれてしまう作品だ。

3Dアニメの質感が絶妙

少し角張ったポリゴンの質感がとてもよく、無駄な視覚情報が少ない。それでいて、細かい動作や顔の表情も含めて繊細にモーションキャプチャーされているのか、3Dアニメということを忘れてしまうほど物語に没入できる。

アバターのような超リアルでもなく、ピクサーのようなライトポップでもない、絶妙な3Dアニメだと思う。

『惡の華』の2Dアニメ手法

私がどハマりしたアニメ『惡の華』では、ロトスコープという手法が取られていた。

簡単に言えば「実写を撮影し、それをなぞり書きで2Dアニメ化する手法」だが、これが非常に新感覚の絵と動きになり、最初は少し違和感を感じるが、徐々にその心地よさにハマっていく。

今、第1話がYoutubeで特別公開されている。→ 【公式】惡の華 第一話

言っておくが、好き嫌いが両極端に分かれる作品だ。

思春期の精神暴走もので、私はアニメを全話観たあとコミックを全巻読み直し、さらにサントラ版CDを買うほどにハマった。