久しぶりの松竹座公演を妻と観てきた。毎回満席ながら、今回も最前列中央をGET。

歌舞伎友の会なら一般発売日前日にとれ、客は年齢層が高いから発売時刻にWEB申し込みのクリック準備をすればだいたい最前列が取れる。

「とちり席」より、単純に最前列がベストだと思っている

一般的に、舞台観劇で一番良いのは「とちり席」と呼ばれる7~9列目と言われる。

なぜ「とちり」かというと、一列目から「いろはに・・・」で数えて「とちり」が7,8,9列目にあたり、程よい距離感で舞台全体を一見できるからということ。

でもね。

最前列にはメリットがあって、まず、観客が一人も目に入らないので一瞬も気が散ることなく「没入感」という意味ではダントツ。そして席の出入りで前を歩かれることもない。

何ごとも、定石を体感したうえで、個人の感覚値を大切にするのが肝要だろう。

喜劇の舞台を観たことない方にはぜひおすすめしたい

今日、藤山直美が最後の挨拶で言っていたが、松竹座喜劇の魅力は「品があり、笑いがあり、情があり、涙と温もりがあり、懐かしさがある舞台劇」。まさしくその通りだと思う。

特に今回の喜劇特別公演はその魅力を存分に感じるので夫婦や両親との観劇を強くお勧めする。

藤山寛美 三十三回忌 喜劇特別公演

松竹座(大阪)  :2022年5月3日(火)~26日(木)
新橋演舞場(東京):2022年7月1日(金)~25日(月)
京都南座(京都) :2022年10月1日(土)~23日(日)

ちなみに、10月の南座公演は演目が違うので、こちらも観に行くつもりだ。

観劇後、お気に入りの鮨屋で、偶然にも懐かしい先輩と再会

20代半ばに営業マン同士としてのお付き合いに始まり、前回起業した会社でも起業早々から代理店として非常に助けてもらった、もう30年の付き合いになる15歳年上の人生の先輩。

偶然の再会と言いながら、そもそも初めてこの鮨屋に連れて行ってくれたのがその先輩であり、手ごろな値段でめちゃくちゃ美味しい鮨を食べられるので、自宅から高速道を使って4~50分かかるが、いまだ年に数回は通っているお店だから、偶然に会える可能性は0ではなかった。

「もう71歳だよ」とおっしゃられていたが、お元気だったのがとてもとても嬉しい

「誠実」というより「真っ直ぐ」な方で、礼儀を大切にし義理人情に厚く、曲がったことは嫌いだが、無理に相手を真っ直ぐにすることはしない。

何ごとも笑って流せる心の大きさがカッコいいなと思っていた。

「最近はあまり酒を飲まない」とおっしゃっていたので、お互い元気なうちに、お茶でもしながらゆっくりと昔話をしたいなと思っている。とても嬉しい1日だった。l