今回は、伝わる伝わらん関係なしに、自分の好きな話を書くどぉ。
どこの株価チャート?という感じだが、どこの株価でもない。
普段、自分なりに独自の経営指標として使っている、自社のキャッシュフロー状況を月次でローソク足にしたチャートだ。(赤線は5本移動平均線)
株や為替のテクニカル分析なら、ダウ理論でいうところの上下更新でブルトレンド継続中。グランビルの法則で言えば、押し目を待って3ヶ月後の始値か上抜けで買うのが良さそうに見える。
で、なぜ、月次売上げやキャッシュの状況をチャート化しているのかと言えば、起こっている「真実」を見極めるため。
もっといえば、多少の誤差に一喜一憂して惑わされ、バタバタと間違った経営判断をしないためだ。
資金は毎日のように出たり入ったりするが、増えていくトレンドにせよ、減るトレンド、横ばいスクイーズな状態にせよ、ある程度のブレの範囲に収まりながら推移していく3パターンしかない。
あまりこの話を人にしたことはないが、もし、経営者であるならば、ぜひ自社のチャートを作ってみることをお勧めしたい。非常に面白い真実が見えてくると思う。
まるで株価分析をするように、トレンドラインも平行線も、ダウ理論も、ボラティリティも機能しているはずだ。
実際、他社の資金分析をしたことはないが、経営者となって20年近く、自社分析では非常に有効に機能し続けている。
ついでに、上図のような、月次の粗利額と労働生産性(粗利÷社員数)を比較したチャートも使っている。
過去2年間の月次推移だが、「青」が粗利額、「黒」が労働生産性(弊社内ではRSSと呼称し共通言語にしている)となっている。
これで何がわかるのか?。話が長くなるし、書いても伝わりづらいので話を端折るが、青は先行投資のタイミング、青黒の乖離状況によっては社員の増員タイミングを計ることができる。
テクニカル分析の格言「レジスタンス転じてサポートとなる」がしっかりと効いているのがわかるだろうか。
結果、これまで約1年間採用を停止していたが、先月末から採用活動を始めた。
興味のない人にとっては「で、何が言いたいの?」てな話かもしれないが、経営思想の似ている人にとっては、これがなかなかに面白い話だと思うんだけどね。
まぁ今回はこのへんで。