日記

天才の頭の中

『天才の頭の中 ~ビル・ゲイツを解読する』 NETFLIX

現在、NETFLIXで配信されている、ビル・ゲイツについての3話構成作品が素晴らしい。

彼のこれまでの成功物語ではなく、現在の主な役割である「ビル&メリンダ・ゲイツ財団」での活動を中心として、これから先の、大きな目標へと向かう日々を取材した内容となっている。

とても感動的であり、示唆に富み、不思議とやる気がでてくる。

ぜひ観て欲しいとは思うが、何が彼をそうさせるのかについては、3話の最後に、ビルの母であるメアリー・ゲイツが語る言葉に集約されている。

自分で自分の成功を定義することから始めます

自らに期待値を設定すれば

それに応えるようになります

重要なのは

何を得て、何を与えるのかではなく

何になるかです

「何を得て、何を与えるのか」は、旅の途中にあるもの。

「私は何者になるのか」こそが旅の目的地であったと、あらためて思い起こさせてくれる。

ビルは、人類の問題を解決するという大きな目標に向かっているが、人それぞれに、自分サイズの大きな目標があるのだと思う。

若い頃は “生き残るために” 「何を得るか」が大事だった。

中盤には “生きる意味” として「何を与えるか」を考え始めた。

やがて、50代も半ばに差し掛かってくると、いよいよ時間はそれほど多くないと、肌で感じるようになってきた。

だから、”生きた証” “生きた意味” として「私は何者であったか」が一番大切なことになってくる。

出会えて良かったと思える作品です。

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