本日は、意外に知られていないIT小ネタ。
Wi-Fiに接続しようとする時、AとGが表示されることがあるが、どちらを選択しているだろうか。
結構「なんとなく選んだら繋がったので、特に気にせずそのまま利用している」というのが多いのではないだろうか。
確かにそれで良いといえば良いのだが、私は常にAを選んでいる。
なぜなら、Aの方が速いから。
で、朝、ふと思い立った。いっぺんちゃんと計測したろ!と。
結論、やはりAの方が1.25倍速かった。
下記の表は、AとGを交互に切り替えて5回計測したもの。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 平均 | |
---|---|---|---|---|---|---|
A | 93.21 | 88.71 | 87.64 | 91.01 | 88.48 | 89.81 Mbps |
G | 75.71 | 71.09 | 55.67 | 70.15 | 87.72 | 72.07 Mbps |
単位のMbpsとはメガビット/秒で、8ビット=1バイトなので、89.81メガ ビット/秒とは11.22メガ バイト/秒。
音楽ファイルのMP3で考えると、約1分1メガバイトなので例えば1曲5分とすると、Aは1秒で2.3曲、Gは1秒で1.8曲ダウンロードできるという事。
確かに違いはあるが・・・1秒で何曲?の話なのでねぇ。
とはいえ、AもGも料金は変わらないので、まぁAでしょう。
では、Gは何のために存在するのか?
Gは波長が長いので曲がりに強く、例えば扉を挟むとか階が違う場合も電波が届きやすいのが特徴。
WiFiルーターとの位置関係でGの選択も必要ということよね。
余談
昔、「ソフトバンクは電波がつながらない」と言われ続けていた原因は、「G」のような波長の長い帯域(いわゆるプラチナバンド)をdocomoとKDDIが絶対に譲ってくれなかったので、基地局を何倍も増やさないといけなかったということ。
ほんの1~2%のエリアを埋めるために、時間も費用も莫大にかけたのは、まさしく、孫の正義によるところですね。
ではでは!