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おじさんのアイドル

Youtubeで観始めたら何時間も止まらないのが音楽。

そんなことで、今日はスティーリーダンのギターソロを完コピしている動画を辿っていたら、凄いライブの映像にたどり着いた。

私のアイドル的存在、本家のドナルド・フェイゲン(スティーリーダン)、マイケル・マクドナルド(元ドゥービーブラザース)、ボズ・スキャッグスのAOR系スーパースター3人が共演したライブだ。

THE DUKES OF SEPTEMBERとして、2010年、2012年に全米ツアーがあったようで、なんと2012年には日本にも来日していたそうな。残念!不覚!気づいていたら何を差し置いても観に行ったのに。

 

ライブとなると大きくわけて2タイプあり、歌も演奏もアレンジをいれず原曲を再現しようとするタイプと、歌や演奏・ソロもアレンジしまくりで、"ライブならでは感" を出そうとするタイプがあるが、世の中に「アレンジしまくりの方が好き」という人はいるのだろうか?

私の大好きなKISSの元リードギタリスト、エース・フレイリーは、自身がライブを観に行った時の体験で、お気に入りのギターソロパートがアレンジされまっくていたことに失望し、以後、自分の演奏はずっと原曲通りに演奏を続けていた。

そりゃそうだよね。ギター小僧はギターソロのピッキングニュアンスまで聴き込んでいるのだから、少なくともフレーズは完全に再現してほしいはず。

その点、ボズ・スキャッグスは、そこにかなりこだわりがあるようで、ライブ盤はほぼ原曲通りのボーカルと演奏を再現している。

ドナルド・フェイゲンも比較的そのタイプ。まぁ、元々、ダントツで原曲の収録にこだわりが強いので、ライブはほぼやっていないが。

その点、マイケル・マクドナルドは後者のがっくりタイプだ。

 

 

特に今回の日記は、この箇所まで読んでいる人など皆無だと思うので、逆に、まとめることなく好きなだけ書いてやろうと思う。

 

3人の中で、一番最初に好きになったのはドナルド・フェイゲン率いるスティーリーダンだ。中学生の頃、友人の兄が持っていたアルバム「aja」を聴いて一瞬でハマった。

何より、まず山口小夜子のアルバムジャケットに惹かれ、針を落とすと、今まで聴いたことのないコード感とメロディが始まる。

今まで、G D E F7などの単純なアメリカンロックを聴いていたのが、「PEG」なんぞは、Gmaj9 F#7#9 Fadd9 E7#9 E♭add9 D7#9という流れで始まる。

『aja』のアルバムジャケットと「PEG」Steely Dan

 

1977年に発売されたこのアルバムは、プラチナアルバム(100万枚)を獲得し、グラミー賞も取っている名盤で、また収録メンバーが凄い。

Drums:スティーブ・ガッド、Guitar:ラリー・カールトン、Saxはトム・スコットとウェイン・ショーター、ElePiano:ジョー・サンプル、Chorusにマイケル・マクドナルドまで参加している。

全員が各分野で誰もが認めるトップアーティストだが、こんなメンバーが集うことは、まずあり得ない。

それだけ、ドナルド・フェイゲン率いるスティーリーダンが、革新的なバンドだったということだろう。

スティーリーダンの録音に関するこだわりは有名だが、このPEGでは7人のセッションギタリストにさまざなソロ演奏をさせ、選んでいったというエピソードが彼らのこだわりを物語っている。

 

ぼちぼち次に移ろう。マイケル・マクドナルドだ。

何と言っても、初めて外タレのコンサートなるものを観に行ったのがドゥービー・ブラザースで、当時、ドゥービーの全盛期で、最高アルバム『ミニット・バイ・ミニット』を最高メンバーでやっている最高の時代だった。

同アルバム以前のドゥービーはG.Voのパトリック・シモンズを中心としたウェストコーストのアメリカンロックそのもので、それはそれで良かったのだが、マイケル・マクドナルドの加入によって一気にAOR路線に転換した珍しいバンドだ。

私が中学生の頃に観た当時は、ツインドラムに、ギタリストでジェフ・バクスターが居た時代。ジェフがヘッドホンをしながら椅子に座って引く姿がカッコ良かった。

そして、私が、バンドでギターからベースに持ち替えたきっかけは、ドゥービー・ブラザースのベーシスト タイラン・ポーターのインタビュー記事だった。

タイラン・ポーターが「マイケル・マクドナルドが加入してからベースフレーズを楽しめるようになった」と語っていた。確かに、アルバム『ミニット・バイ・ミニット』からのベースフレーズは印象的で、それまでのベースコード8分音符弾きという、クソ面白くないフレーズから、頭1発抜きとか、ハマリングオンで始めるとか、ベースフレーズが曲全体の印象をつくるようになり、インタビュー記事で語っている彼の喜びが実際の音として感じられるものだった。

上記映像の「What a fool bilieves」でも、タイランポーターのベースフレーズが歌っているのがわかるだろうか。

わかってほしい。

その時、バンドはベースで変わると思ったりしたものだ。

 

さて、空気が読めてないのは重々承知だが、ボズ・スキャッグスについても簡単に触れておこう。

ボズ・スキャッグスの特徴はなんといってもあの声。

せっかくだから、THE DUKES OF SEPTEMBERでボズが歌う「Lowdown」のライブ映像を添付しよう。

正直なところ、このライブはボスの単独ライブではないので、ボズらしい忠実な再現演奏にはなっていない。

特に、このギタリストが、他2名の曲も含めてまったく忠実に再現する気がなく、勝手にアレンジしてフレーズを完全に変えてしまっているので、多くの客がガックリしていることだろう。

あと、ベーシストが下手。もたれ気味(元々ためる曲だが、ため過ぎてもたれている)で、まったくドラムと息があってないし、音もスカスカ。ドラムは上手くたまってるのに。

こんな大御所3人のライブに、なんでこのベースとギターが入っているのか、まったく意味がわからない。

 

で、ボズだが、32歳の時に初めて買ったベンツで、納車日まで悩んだのが最初に聴くCDを何にするか。

当時、トランクルームに12連奏のCDを設置できるようになっていて、その1枚目に何を入れ、何を最初にかけるかを考えた結果が、ボス・スキャッグスの「JOJO」だ。

最初のベンツで最初にこの曲をかけた、思い出の曲だ。

そういう、喜びの瞬間とリンクさせた曲というのは、いつでも、当時のワクワクした気持ちを思い起こさせてくれる。

当時サラリーマンだったが、左ハンドルの新車ベンツCクラスで、最初にこの都会的なセンスのボズ・スキャッグスをかける。

自分が成功に近づいている予感がこの曲にリンクしている。

 

ということで、ぼちぼちこのへんにして、今日は、面倒なので推敲もなしに掲載だ。

 

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