今さらながら、『原因と結果の法則』ジェームズ・アレン(著
1902年(115年前!)に出版され、デール・カーネギーやオグ・マンディーノが最も影響を受けた1冊として上げている、自己啓発本のルーツ的な名著を再読。
章立ては、「思いと人格」、「思いと環境」、「思いと健康」、「思いと目標」、「思いと成功」、「ビジョン」、「穏やかな心」で構成されており、すべての原因は「思い」であり、結果は「思いの通り」になる。思い通りの人生を生きるとはこれの事ですね。
古典とされる啓発本は、すべてこの話に行き着きます。深く納得。
ちょっと抜粋
『原因と結果の法則』より
私たちは、自分自身の思いによって、自分を素晴らしい人間に創り上げることも出来れば、破壊してしまうことも出来ます。
自分の心をしっかりと管理し、人格の向上に努めている人たちは、「環境は思いから生まれ出るものである」ということを熟知しています。
喜びは正しい思いの結果であり、苦悩は誤った思いの結果です。
富を築き上げてきた人、知性に溢れた人達を見て、彼らは言います。あの人はなんて幸運なんだろう!なんて恵まれているんだろう!と。彼らは、その運の良い人達が、より良い人生を夢見て流し続けてきた「血と汗と涙」の部分には決して目を向けません。
人間が達成するあらゆる成功が、努力の結果です。そして、努力の大きさによって結果の大小が決定します。そこには、いかなる偶然も介在しません。
宇宙は、たとえ表面的にはどのように見えようと、貪欲な人間、不正直な人間、不道徳な人間を決して援助することがありません。
人間は思いの主人であり、人格の制作者であり、環境と運命の設計者であるのです。
人間は、自分が思いによって創られた存在であることを理解すればするほど、より穏やかになります。