3連休ながら台風の影響で外出もままならず映画を観る事にした。と言っても、映画館でなく、オンラインのレンタル映画だけど。
で、特にこれが観たい!というのもなかったので、誰もがよくやる「お勧め映画TOP100」みたいな個人サイトをいくつか拝見し、No.1として強く推していながら、これまで観たことのない映画を選択することにした。
結果、計5本観たのだが・・・なぜ彼らは、大絶賛の言葉を添えてこれらをNo.1と宣言しているのか、正直理解できなかった。
確かに良いとは思うけど、私ならTOP30にも入れないかも的な。
もちろん、批判してるのではなく、とても不思議に感じたのだ。
なぜなら、私が「これは最高傑作だ!」と人に熱く語りお勧めしたところで、そう言われて観た人は、今日の私と同じような気分になっていたのだろうなと、今日、我が身をもって感じたからだ。
でも、なぜなのだろうか。感性の違い。考えてみれば不思議だ。
ある程度までは共通した感想を持つのだろうけど、それぞれがTOP10を上げ始めた時、そこで随分と違いがでてくるのではないだろうか。
であれば、人々は何を基準に己のTOP10を決めているのか。
それはおそらく、意識的か無意識かは別として、その人の「深層にある価値観」が選択する映画に現れているように思う。
「愛」であったり「強さ」や「優しさ」「退屈からの脱却」かもしれない。
それを考えていたら、自分の深層にある価値観が見えた。
私の深層的な価値観は、あきらかに「美」だと確信した。
言っていて(書いていて)照れくさい言葉だが、「美」だ。
TOP10に入れたくなる映画はすべて「美」を描いている。
自分の一番好きな映画、一番好きな曲、一番好きな詩、など、あらためて考えてみると、自分の深層にある価値観が見えてくるのかもしれない。