思考:気付きの言葉

ゼロから何かを生み出す

バイブルとして何度も読み返している本が何冊かある。

その中の一つが『ZERO to ONE』。PayPalマフィアの一人、ピーター・ティールがおそらく本気で書いた本だ。

本は折り目だらけだけど、いくつか抜粋したい。

世界に関する命題のうち、多くの人が真でないとしているが、君が真だと考えているものは何か?

リーン・スタートアップでは、事前にあまり計画せずに、少しずつ改善することを重視するが、そうしたスタートアップは結局は成功しにくいと考える。

むしろ、あるべき姿は、競合とは大きく違うどころか、競合がいないので圧倒的に独占できるような全く違うコンセプトを事前に計画し、それに全てを賭けるというスタンスだろう。

成功者は方程式でなく第一原理からビジネスを捉え、思いがけない場所に価値を見出している。

永続的な価値を創造してそれを取り込むためには、差別化のないコモディティ・ビジネスを行なってはいけない。

完全競争の反対が独占だ。完全競争下の企業が市場価格を強いられる一方で、独占企業は市場を支配しているがため自由に価格を設定できる。

終盤を制しろ。テクノロジー企業は、最初の数年はたいてい持ち出しになる。価値あるものを作るには時間がかかり、売り上げは後にならなければ生まれない。テクノロジー企業の価値のほとんどは、少なくとも10年から15年先のキャッシュフローからきている。

特定の市場で一番最後に大きく発展して、その後、何年、何十年と独占利益を享受する方がいいということだ。そのためには、小さなニッチを支配して、そこから大胆な長期目標に向けて規模を拡大しなければならない。

連続起業家が世に存在するということは、成功は単なる運と言い切れない。

独占企業は注目を避けるために独占状態をなるべく隠し、競争企業はわざと自社の独占性を強調していることに気づくはずだ。それは大きな違いである。

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