今朝、久しぶりにロバート・キヨサキの『金持ち父さん、貧乏父さん』を再読していたら、彼が大好きだという詩が載っていた。

初めて読んだ時(2001年)にはそれほど気にしていなかったけど、今はとても美しく感じる。

『歩む者のない道』

ロバート・フロスト (1916年)

黄色い森の中で道が二つに分かれていた

残念だが両方の道を進むわけにはいかない

一人で旅する私は、長い間そこにたたずみ

一方の道の先を見透かそうとしていた

その先は折れ、草むらの中に消えている

それから、もう一方の道を歩み始めた

一見同じようだがこちらの方がよさそうだ

なぜならこちらは草ぼうぼうで

誰かが通るのを待っていたから

本当は二つとも同じようなものだったけれど

あの朝、二つの道は同じように見えた

枯葉の上には足跡一つ見えなかった

あっちの道はまたの機会にしよう!

でも、道が先へ先へとつながることを知る私は

再び同じ場所に戻ってくることはないだろうと思っていた

いま深いためいきとともに私はこれを告げる

ずっとずっと昔

森の中で道が二つに分かれていた。そして私は……

そして私は人があまり通っていない道を選んだ

そのためにどんなに大きな違いができたことか