若い頃にこの話を聞いて、なるほどなぁと思ったことがある。

人生を充実させる3要素がある。

「お金」と「時間」と「健康」だ。

しかし、それらを “同時期” に手にするのは難しい。

若者の頃は、時間と健康はあるが、「お金」がない。

働き盛りは、お金と健康はあるが、「時間」がない。

歳をとると、お金と時間はあるが、「健康」がないからだ。

たしかに「お金だけ」では幸せになれないし、「時間だけ」あってもただ虚しく、「健康だけ」では充実感がない。

3要素が “同時に” 重なりあう人生がいいなと。

そこで大切なのは、それぞれの言葉の定義だろう。

漠然と「お金」「時間」「健康」と言っても、意味や捉え方は人それぞれに違うし、そもそも意味を考えたことがない、というケースが多いのではないかと思う。

自分にとって「お金」とは何か。

「時間」とは「健康」とは何か。

「お金」を単純にいくらと金額の多寡で捉える人もいるし、毎年増え続けてストレスのない収入期待と捉える人もいる。

「時間」をリタイアと捉える人、有意義さやバランスと捉える人。

「健康」を高めようとする人、病気でない状態と考える人。

自分なりの定義をしない限り、手に入ることはない。

漠然とした望みに対するゴールは蜃気楼のようなもの。

明確な望み、定義があってこそ、道程とゴールが見えてくる。

「自由」とは何か「幸せ」とは「成功」とは何か。

自分にとって、「有意義な人生」とは何か。

何よりも大切なのは、自分なりの意味を定義する事なのかも。