今週末の引っ越しに備え、いよいよ最終の箱詰め作業が始まった。

時間を要したのが、両サイドの壁面本棚の整理。

と言っても、今回、新居に持っていくのは厳選した500冊程度。残りはすべて書籍買取りに出したが、その数 3,500冊だった。

そこで、合計4,000冊の読書とはどういう投資か?考えてみた。

投資した「金額」は約480万円 (@1200円として)

投資した「時間」は約8000時間 (@2時間として)

8000時間とは、毎日、1時間の読書を23年間続ける計算になる。

本格的な読書は30歳頃からなのでまさに23年。まぁまぁ頑張った。

ところで、今回ほとんどの家具や備品を新しく買い替えるので、現宅からの引っ越し自体は、それほど大袈裟なものにはならない。

その分、大型家具やら大量の不用品までかなりの物を処分するので、実際のところ、引っ越し費用よりも処理費用の方が高くつく。

参考に、引っ越し費用 15万、廃品業者費用 30万だ。(-_-;)

高い金を払って購入してきた物を捨てるのに30万。無駄だなぁ。

それで思った。 こういう事なのだろうか。

購入した物は、時間の経過とともに劣化して価値が減少してゆき、捨てたら無くなる。

獲得した知は、時間の経過とともに熟成して価値が増加してゆき、捨てても無くならない。

そう意味では、物は顕在的、知は潜在的ともいえる。

物を買う前に、本を買おう。

物を身に着ける前に、知を身に着けよう。

購入代金を支払う前に、勉強時間を支払おう。

知識があれば何度でも繰り返し、物の購入代金を産み出せる。

当然ながら、繰り返し「卵」を産む「ニワトリ」が先なのだ。