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休日午後の読書

『だから、あなたも生きぬいて』 大平光代(著)

 

与沢翼が "自分の人生を大きく変えた本" として3冊をあげている。

ナポレオン・ヒルの『思考は現実化する』と、ロバート・キヨサキの『金持ち父さん 貧乏父さん』。

この2冊については、私も同感で、間違いなくベスト5に入れるだろうし、多くの人が、影響を受けた本としてあげている。

だが、もう1冊の『だから、あなたも生きぬいて』は初耳。

調べてみると、2000年(19年前)に発刊された本で、現在は単行本も新書も絶版となっており中古本しかないようだが、当時は260万部のベストセラーだったようだ。

それにしても、なんとなく有りがちなタイトルというか、想像がつくというか、それでも新古品を入手して読んでみた。そしてスグにわかった。なぜ与沢がこの本を "影響を受けた3冊"にあげるのか。

 

与沢は中学時代にいじめられ、中卒(高校は3日で中退)でグレて不良の道に進むが、途中で一念発起し、猛勉強して早稲田大学に入学。その勢いで司法試験を目指すが途中でビジネスに目覚め、その後、成功→倒産→成功→破産→大成功(現在資産70億)している。

 

余談で個人的見解だが、与沢翼の "物事の本質を見極める能力" は、たとばホリエモンの能力よりも格段に高いと思う。

全てを失ったとしても、どれだけ、どん底に落とされようとも、本質を見極める能力さえあれば、人・物・金など何もいらない。

いくらでも取り戻せるし、学習を経て以前より大きくすることすらできる。

 

話を戻して『だから、あなたも~』は、著者 大平光代さんの波乱万丈の人生を記したものだが、大平さんは、中学時代に些細な事からいじめられるようになり、親や教師からも見放されるようにして、一人、河岸で割腹自殺を図る。

復讐のため、自分の血でいじめた人たちの名前を遺書に書き残し、深さ10cmで5か所を刺して出血多量で倒れているところを通りがかりの人に助けられ一命をとりとめたが、そこからグレはじめた。

母親父親を蹴り、暴走族に入り、背中全面に観音と蛇の刺青を入れ、暴力団組長と結婚し、その後、組を離れ北新地でホステスとして働い働き始めるが、しばらくして、偶然に来店した父親の友人にさとされる。

 

「いじめてきた人たちに復讐すればいい。ただし、危害をくわえるのでなく、資格でもなんでも相手を追い越すのが立派な復讐や」と諭され一念発起。立ち直る決意をする。

中卒から猛勉強して司法試験に一発合格、31歳で弁護士になった。

簡単に書けばそういうことだが、読みはじめたら止まらないほど引き込まれてゆき、最後は泣けてくる。機会があれば一読をおすすめしたい。

 

読み終えて、あらためて思う。

夢や目標が何であれ、実現するために必要なのは、アイデアでも才能でも努力でも、ましてや金や人脈でもない。

強烈な理由、「なぜ、私はそれをやり遂げなければならないのか」が必要なのだなと。

 

もし、それがとっても大きな夢や目標であるなら、「なぜ、私はそれを手に入れたいのか」程度では弱い。

「なぜ、私はそれを、あらゆることを犠牲にしてでもやり遂げなければならないのか」という、強烈な理由が必要だと思った。

そして、強烈な理由があれば、何でも実現できるとも。

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