先入観や思い込みを捨て、客観的な数値データに基づいて世の中を見渡せば、意外な事実が見えてくる。
30歳の頃だったと思う。テレビのニュースを見ていて驚いた。
「家庭の平均貯蓄額は1千数百万円」
えーっ?みんな、そんなに貯金を持ってるの!
自分の貯金なんて百万円も無いのに・・・。
それで、当時、色々と調べてみたことがある。
まだ、今のようにネットで簡単に検索できる時代ではなかったので、図書館で経済白書などを読みながら。
そして解った客観的数値データ。
日本人で金融資産(不動産を含まず、預金や株など)を1億円以上持っている人は120万人もいる、という事実。
赤ちゃんも含めて1億2千万人の1%だ。
つまり、100人に1人もいるということ。
※ 現在は、170万人で1.4%。つまり70人に1人。
かつ、一般的に考えて20歳以下を除けば、56人に1人。
世の大人の56人に1人が1億以上の金融資産を持っている。
今日、すれ違った人々の中にさえウジャウジャといるのだ。
この数値を見て、どう感じるだろうか。
私は当時、「これならできる!」と思った。
56人中のトップなら、可能性は十分にあると “思い込めた”
データは先入観を持たず客観的にみるが、
デキる!と確信するのは、思い込みで十分。
どうやればできるか、という計画は後で良い。
「56人の中のトップ」は一見、難しそうに思える。
でも、なぜ「できる!」と思えたのかを言えば、80%の人は最初から競争相手ではないからだ。
20%の人は、何もしていない。
60%の人は、要求された仕事を一生懸命にやっているだけ。
残り20%の人だけが、要求以上の仕事をし価値を生み出している。
だから、20%。上位10人の中でトップになればできることだと。
正直なところ、電車に乗ればいつも感じる。
スマホでゲームしたり、だらしなく寝ている人々・・・。
ウサギが寝るならわかるが、亀が寝ててどうすんねん!(笑
最初から競争相手なんてほとんどいない。
客観的な事実に基づいて世の中の仕組みを知り、冷静な考えで「勝てる」と知る。そして情熱をもって行動する。
勝てると思った人が勝つ。それだけの事なのだと思う。