日記

それぞれの週末

今日、電車に乗っていたら、向かい側に座る若い女性の姿が眼に入った。
洋服はかなりダサいが、腕時計がシャネルのホワイトセラミック J12。
なんかアンバランスやなぁ、それにギターケース持って。バンドかお稽古?
でも・・・よく見るとこのギターケース、かなり細い。
なんだろ。なんか中華音楽な楽器? とにかく民族楽器っぽいなぁ。
それにしても、よく見ると、このケース、合皮でなく本皮だな。
それに、底と先端部分には結構しっかりした皮を使ってる。
はて。なんだろうか。
・・・! げっ。 これは、ライフル銃じゃないか。
そう思って見ると、電車の揺れで動くとき、結構、重みがあるように感じる。
間違いない、ライフルだ。 そして、側面のあの部分は弾丸入れに違いない。
この女、アンバランスの極み! おもろい。
そう考えると、段々と妄想が激しくなってくる。
そういえば、口をへの字にして、何か不満を抱えてるようにも感じる。
もし、彼女がここでライフルを取り出したらどうなるのだろう・・・。
あるいは、ライフルがバタンと倒れて暴発したら、この場はどういう感じになるのだろう。きっとスグには反応できず、数秒は、何なになにぃ???状態だろうな。とか。
冷静に考えれば、競技としてのライフル銃ってのが一番順当な考えだろう。
それにしても、ライフル銃を持って電車移動? 妙にドキドキ感がある。
そういえば、以前、何か新しい趣味を持ちたいなと思っていた時期があって、色々と考えたあげく、ひらめいたのがクレー射撃だった。
これは面白そうなのを思いついたと、早速、どこで出来るのか、何が必要なのか。免許の取り方や銃の保管、諸々コストなどを散々調べて、一応、妻に「クレー射撃をやろうと思う」と相談したら、しばらく考えて「・・・却下」(笑。
でも、あうんの呼吸で言いたいことはわかった。
他人にしろ自身にしろ、100万分の1にでも、頭をよぎり、馬鹿な解決策を考えるかもしれない。そばに無ければ、100億分の1も頭によぎらないが。
そんな妄想を楽しんでたら、隣に座るオッサンがカバンから書類を取り出し始めた。
何気なしに目をやると、タイトルに「社員退職金規定」。
い、今、ここで読むかぁぁぁぁ!
いや、今日、会社から何らかの通告があり、これから帰宅して奥さんに話をしなければならないのだろうか。それとも、この週末には話さないつもりだとか。
とにかく、うわ~っ、と思ったがジロジロも見れない。でも、顔は見てみたい。
で、何気に窓の外を見るそぶりで顔を振り向け、オッサンの顔をチラ見した。
印象としては40代半ば。 俺より若手やん!
顔つきは頬のこけた痩せ型で、堺正明の電源コンセントを抜いたような感じ。

時折、小さな「ふーぅ」というため息も聞こえる。マジで。

実は人事部長として社内の書類をチェックしてるだけ・・・ってことは無いな。
何があったんだろう。
こうやって人それぞれ色んな週末を迎えるんだな、と思う金曜夜の電車であった。
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