先日、ギネス級の契約を獲得したメンバーに社長賞を出した。

今夜は、賞金の他、副賞として出した「スーツ買ったる券」で新宿伊勢丹メンズ館にて、めちゃかっこいいスーツとネクタイそして靴を購入。そして、さらに副副賞である新宿ナイトサファリの旅へ…二人で繰り出した。

まずは軽く「思い出横丁」


蒸し暑い夏の夜に、むさ苦しい路地の店先で飲む。
昭和の場末感に抱かれながら、店先で飲むビールと焼き鳥。

不思議なほど自然に隣の客と会話が弾んでしまう。なんかここ、心地よし。

続きましてゴールデン街へ

カウンター席5~6の小さなBarが、細い路地に200軒ほど軒を連ねるエリアで、中をチラ見しながら路地を一回りしたが妙な空気感で意外と入りづらい。

でようやく、ここ入ってみる?となったのがメタルBar「地獄のデスマッチ」

店内はデスメタルをBGMにB級スプラッタービデオやグッズでグログロ天国。
と言いつつ意外と好きなカテゴリーで、昔のB級映画の話でマスターと盛り上がっていたら、今度は外人軍団7~8人が流れ込んできた。


(左からウッチー、ヒロリン、リッチー、シャノン)

そんなこんなで、日本旅行中の外人カップルと何となく会話が始まり、最終的にはカウンターに置いてるこのバナナとオナホールは誰のだ?とか、大きい方は俺のだから触るな!とか、トイレに行くなら持ってけ!とか、知的な会話で国際交流を交わしたあと、いよいよ本日のメインイベント、新宿2丁目に繰り出すのである。

新宿2丁目とはご存知ゲイの街

もちろんその気はないが一度は覗いてみたい。
このエリアに入ったとたん、大手を振って男性カップルが歩いていたり、店先まで男たちが溢れ出ているショットバーなどなど。

ふと気づいてみると、私たちも男二人で歩いているではないか!
「ちゃうで!違う違う!」と叫びたかったがそれでどうなるものか。

ゲイであろうが無かろうが誰も気にしちゃいないんだなと。
ジロジロ見られてる感は全く無く、むしろ、ジロジロ見てる自分の方が少し恥ずかしい。だから、彼らはここで本当の自分で居られるんだろうなと、妙に納得した。


さて、目的の店だが、一部で有名な「コレステロール」だ。

カウンター10席程の店で、いわゆるオネエ的な店員がオネエ的に迫ってくる。

最初はヒロリン・ウッチーともにバランスよく扱ってくれたが、徐々に彼らはウッチーにロックオンし始め高速タンムーブを見せコソっとアピっとる。(笑

ならば、私は隣に座る通称「アニキ」と会話することにした

角刈りのアニキは50歳。目尻に笑いじわのある優しそうな人柄。
ゲイになった経緯などなど、まったりとその世界の話を聞いていたら、店員が「そう見えてアニキはSよ!」
それを聞いてアニキはニコッと微笑んでいる。
・・・アニキ、そこは照れるな!

まだまだアンダースタンできぬままボチボチ次へ。
新宿ナイトサファリはまだ続く。

さて、もっとディープなゲイワールドかモノホン女のいる店か

垂直深堀りか、水平展開か。
Male or Female ? デッド オア アライブ?

果てしない協議の結果、なかを取ってニューハーフの店を探すことにした。

しかし、この近辺に沢山あると思われる店をどうチョイスするか。立ち止まって考えていた時、目の前にお姉さん的なお兄さんが立っていた。

詳しい方にレコメンドもらうのが宜しかろう。

「それならマリヤがお勧めね?」という事で、道順を聞いているうちに目の前まで連れて行ってくれた。


どうでもいい事だが、昨日変更したばかりのPCのデスクトップ壁紙と、夜、マリヤでもらったウチワのガラは、共に、ひまわり。妙に以心伝心。

「コレステロール」でアニキに聞いたゲイとニューハーフの違い

ゲイは、男として男を愛す男。
ニューハーフは、女として男を愛す男。

なるほどマリヤでは入店から出る時までずっとP地区パー地区。女だ。

あぁ今夜は、話し疲れ、飲み疲れたよ。

ボチボチ夜もふけて1時を過ぎている。
普段10時には寝ている私にすればノンレム睡眠真っ只中の時間。
眠い。

そろそろキャバクラだ。  ( 行くんかい! )

ぶらぶらと歩きながら歌舞伎町へやってきた。

おすまし顔で心にしまっている人間の欲を「ぜんぶ見える化」したような街。


やはり女の方が良かばってん。

男性にとって、女性を理解するのは難しい事だと思っていたけど、今夜、色々な男どもを見て回って、なんじゃ、女性のほうが解りやすいと思えてきた。

そんなこんなで、新宿ナイトサファリは、昭和ゾーン、外人ゾーン、ゲイゾーン、ニューハーフゾーン、キャバゾーンを経由し、天下一品のこってりラーメンでジ・エンド。
コレステロールが腹の中で増殖中。

新宿。 まだまだポテンシャルの底知れぬ街。