昨夜は、SEVENTEENのフルメンバー、そして以前経営していた会社plusXplusの現社長、東京支店長をゲストで迎えて合同飲み会。
焼肉からのカラオケで熱い夜を過ごした。
純粋にその場を楽しみながらも、感慨深く人生を振り返っていた
2000年5月。35歳の時。
起業するなら今しかない、と思って、自宅の和室に3日間こもって事業計画を立てた。一つのアイデアが会社という物理的なモノになり、多くの人々の人生に関わり始めた。
自分にしては出来過ぎなほど、仕事、家族、個人、すべての面で充分満足していたが、やがて、人生をもっともっと予想外の展開にしたくて全て手放し、未来を白紙にした。一生働かないかもしれないし、何か思いついたらまたチャレンジするかもしれない。
もし事業をやるなら、タダでも良いからやりたい事か、気絶するほど儲かること。
そうやって期限を決めずに暮らしていたが、1年も経たないある日の夕方だった。
2009年10月2日。まさに突然、Sales Performerのアイデアが思い浮かんだ。
まさしくタダでもやりたい事であり、気絶するほど儲かる可能性もある一石二鳥型。
3日間で2~3時間しか眠れないほど興奮し、事業計画とシステム仕様書を書いた。再び、一つのアイデアが会社という物理的なモノになり、仲間が集まり始めている。
目の前で歌っているこの人達は元々、街の雑踏ですれ違う人と同じ赤の他人だった。理屈では解ってる。会社とはそういうもの。昨日まで他人だった人が集まる場所だ。
しかし、どうしてもそうは思えない。彼らでなけりゃダメなんだと思ってしまう。昔から知っていたような必然的な出会いなのか。互いの人生を向上させ合える仲間としか思えない。私の人生は彼らによって創られ、彼らの人生も、私との関わりで流れが大きく変わる。
そして、まだまだ、この物語は新しい展開をしていくはずだ。
あらためて言うまでもなく、人生は一度きり。100人が100人とも、それを知っている。
そんなこと、すべての人が理解している。
だけど・・・本当に気付いているのだろうか。人生は一度きりだと。
生き延びるために、生きていはいないだろうか。
想像ができるように生きようとはしていないだろうか。
「可もなく不可もなく生き延びた男 ここに眠る」と、墓に刻みたいのだろうか。
たった一つのアイデアが、充実感と笑いとやりがいに満たされた人生に変える。
いや、アイデアなんてどうでもいい。本当に「人生は一度きり」だと気付いたら、女神がすべて教えてくれる。いつだって、今は都合が悪い時期だし、いつだって今しかない時期なのだ。
なにも、起業がすべてではない。最も大切なのは、人生は一度きりだと刻むこと。
田坂広志氏の言う、「悔いの無い人生」「満たされた人生」「香りある人生」「大いなる人生」「成長し続ける人生」とは、すべて、人生は一度きりだと理解して始まる。
どうも、「人生」の話になると熱が入ってまうネンなぁ。