よく使われる 老子の格言
人に魚を与えれば 一日食べさせることができる
だが、魚釣りを教えれば 一生食べさせることができる
もし、受け取る側の立場であるなら
今すぐ魚をいっぱい食べたいのか
魚釣りを学んで一生食べられるようになりたいのか
自らの姿勢を決める必要がある。
と言うと、多くの人は「釣りを学びたい」と言う。
で、話はここから
現実の社会では
釣りを教えてもらえる人と
教えてもらえない人がいる。
残念ながら
魚釣りを教えてください!と言う人は
教えてもらえない。
教えてもらえるのは、隣で魚釣りをしている人である。
リアルな例え話で考えれば当たり前のこと。
街中で、世間話のように、こう言われたとする。
「私も釣りに興味があるんですよ。教えてください!」
この人に、魚釣りをイチから教えるだろうか?
しかし、海に向かって隣に座る “魚釣り好きの人” とは
情報交換したり、知恵を与えて深い会話をするだろう。
今年食べる魚も、いっぱい与えてください!
そして、自分で一生食べれらる、魚釣りも教えてください!
それは、何も努力しないクレクレ星人。
何びき魚が必要ですか?と、いっぱい捕ってきて
みずから、魚の釣り方を日々勉強をしている人。
そういう人は、多くの魚を手にしながら
さらに、一生、お腹いっぱいで暮らせる知恵と
その知恵を腕試しするチャンスも与えられるだろう。
「与える人が多くを受け取る」とはそういうこと
最近、こんなことを思う。
世の中には、大きなマジックミラーのようなものがあり
見える側にいる人は、お互いの姿がハッキリと見えている。
見えない側にいる人は、マジックミラーの存在すら見えていない。