今週の新幹線通勤本。

トビ職について仕事内容や魅力について詳細に書かれている

色々、ナルホド話があるが、以前から気になっていた疑問の答えが書いてあった。あのダボダボズボン。ニッカポッカの件。鳶は七分(しちぶ)と呼ぶらしいが。

ダボダボが何かにひっかかりそうで、どうみても高所作業には不向きに思える。職人の伝統?誇り?機能性よりガテン系オシャレを優先したような感じ?

しかし、あのダボダボには三つの重要な役割があり、ナールホドと思った。

  1. 足を自由に上下左右引っ掛かりなく動かすには、袋型がベストである事
  2. 視線を動かさずとも広範囲に足周りの出っ張りを感知する猫のヒゲの役割
  3. 地上のクレーンオペレータが上空の風向きや強さを見る風見の役割

著者は現在も鳶職人として働いており、あのスカイツリーの仕事もやった。スカイツリーは骨組みがむき出しなので、鳶の仕事が表に残る喜びがあるらしい。

それにしても、あの高所での作業なんて考えられない。高所恐怖症とまでは言わなくとも、昔から高いところが大嫌いなのだ。

だけど、私には変な持論がある。・・・「恐怖は自分で作りあげた妄想」
怖いと思うなら、逆に、最高の恐怖に飛び込んで妄想に打ち勝ちたい

高所が怖いから、バンジージャンプを2回やって、スカイダイビングもやった。

スキーでスピードの恐怖を克服するするため、上から下まで直滑降で降りた。途中で思いっきり転倒して首の神経を曲げてしまったけど…。

昔はフランス料理とか高級なレストランに行くのが怖かった。恥をかきそうで。

だからこそ逆に、一番緊張しそうなリッツカールトンのラ・ベに行った。それ以降、どこに行ってもそれ以下だと思えるので緊張することがない。

エマソンは言った。「恐れていることをせよ。 そうすれば恐怖は確実に消える」

毎度のことながら、出だしの話からだいぶズレてしまった。

鳶職人も、すべての人が最初から高所に恐怖を抱かない人間ではないらしい。
恐怖でなく危険を認識しつつも、やっているうちに打ち勝ってゆくものだそうだ。