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お持ち帰りな夜

豊満でグラマラスなボディ。それを引き立てるような腰のくびれ。
抱きしめたくなるほどセクシーなのに、どこか上品な香りが漂う。
実を言うと、君のこと。ずいぶん前からよく知っていたんだ。
いつかはこの手にしたいとね。 いや、手にする事は決めていた。
だけど、その日はずっとずっと先で良いと思ってたんだ。
淡い憧れをずっと抱いていたいから。特別な存在であり続けて欲しいから。
だけど今夜。渋谷の街で君を見かけてしまったんだよ。
いや、それはウソだな。だって、君がいるであろう店に自ら行ったんだから。
階段を下りてすぐに君の姿が見えたよ。
俺はすぐさま店の反対側に行き、他の子に愛想を振りまいてみたんだよね。
店員に「この子は新人さんかい?」なんて聞いてみたら「へへへ。旦那。お目が高い。どうぞプラグを差してみて下さいな。へへへ」なんて言うもんだから試してみたよ。
君のこと振り払うかのように、あっちこっちツマミを回したりもしたよ。
でも。どうしても君のことが気になって仕方なかった。
一呼吸置いてから店員に言ったんだ。
「きみ、あちらのレディを呼んでくれ」
俺は笑顔一つ君に見せるつもりはなかったけど、少しは覚悟もしてた。
君との会話が始まれば、事が進むのは分かっていたからね。
そして今、君はうちのソファに寝そべっている。
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