日記

王になろうとした男

ショーン・コネリー主演の1975年作品『王になろうとした男』をHuluで観た。

シェイクスピアのように示唆に富む物語で、埋もれた名作じゃないかな。

 二人の男がヒマラヤ奥地の未開の小国カフィリスタンに富を求めて旅立った。灼熱の太陽、大雪崩、山賊などと戦いながら集落に辿り着く。

彼らは村の男たちに英国式の軍事教練をほどこした。その成果は著しく、村はカフィリスタン1の最強の部族となり次々と他の村を支配下に収めていった。

この国には、神と崇められたアレキサンダー大王がいつの日か息子をつかわすと約束したという伝説があり、ドレイボットこそその息子だと信じ込まれ、神としてカフィリスタンの王に就く。莫大な金銀財宝は我が物として自由に持ち出せることになったが厳しい冬が終わるまで待たねばならなかった。

やがて冬が開けたとき、もう一人の男カーネハンは、当初の目的どおり宝を持ち出そうと提案するが、ドレイボットは、王として法律を作り、民から崇められることに悦びをおぼえ、すっかり権力の魅力にとりつかれていた。

ある日、神は妻を持たないという民の警告を無視し王の権力で押し切ってしまう・・・。

経営者にとっては色々考えさせられるところがあるかもしれない。

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