『不恰好経営』南場智子(DeNA創業者 )。とても面白くて一気に読んだ。

これに限らず、無から有を生む創業期の苦労話本には深く共感しエネルギーを受ける。

夢と興奮から始まるが、まったく思う通りにいかず、開き直り、機会を掴み、成功する。全てこのパターンなのだがやはり面白い。本になるほどスケールの大きな話ではあるが。

暗闇の中、手探りで扉のカギを探し続ける日々。

使える金と時間は限られていて、リミットまでにカギを見つけ出さなくてはならない。さらに。そもそも、その暗闇の中にカギが落ちているとは限らない。これほどエキサイティングで大人がハマるゲームってあるのだろうか。

扉のカギを見つけた時はきっと興奮するだろう。光がパーッと差し込むように。

辛ければ辛いほど、落込めば落込むほど、頑張れば頑張るほど、関われば関わるほどその日の興奮は高まる。人生の中でも、忘れ難い日々として記憶に焼きこまれる。

何か燃えてきたぞぉ。