『ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく』堀江貴文

あまり期待もせず帰りの新幹線で読み始めたが、なかなか良い本だった。

気に入った箇所を抜粋する。

物事の出発点は「掛け算」ではなく、必ず「足し算」でなければならない。

まずはゼロとしての自分に、小さなイチを足す。小さく地道な一歩を踏み出す。ほんとうの成功とは、そこからはじまるのだ。

チャンスだけは誰にでも平等に流れてくるものだ。

目の前に流れてきたチャンスに躊躇なく飛びつくことができるか。僕はこの「チャンスに飛びつく力」のことを、向上心とか目的意識とか、そんな堅苦しい言葉で語りたくない。もっとシンプルな、人としての「ノリのよさ」だと思っている。フットワークの軽さ、好奇心の強さ、そしてリスクを承知で飛び込んでいける小さな勇気。それらの総称が「ノリのよさ」だ。

チャンスの見極め方がわからない?

僕に言わせると、その発想がすでに「ノリの悪さ」を表している。チャンスを見極める目なんて、必要ないのだ。少しでもおもしろいと思ったら、躊躇せず飛び込む。そうしないと、せっかくやってきたチャンスは流れ過ぎ去ってしまう。

ノリの悪い人は、人生の波にも乗れない。

もちろん血肉となるような経験も得られず、自信にもつながっていかない。シンプルに考えればいい。すべては「ノリのよさ」からはじまるのだ。