東京宅の移転に伴い、それまで借りていた部屋の明け渡しチェックに立ち会った。

退去時の現状回復チェックを専業とする業者のおじさんが、あちらこちらチェック。

特に傷んだり破損している箇所もなく、パパっと終わるかとおもいきや、おじさんが「ムムムぅ???」ってな感じで一箇所を見つめ、そこに付箋をピロっと貼った。

「この一箇所だけですな」

・・・エクスキューズミー、パードゥン? えーっとどこですか?

思わず写真を撮ったけど、この拡大された写真を見てわかりますか?右上の小さなシミの右隣りにある、キズというか毛羽立った感じの、分かります?指でねじねじしたら消えてなくなりそうな。 そう、それです。

「こ、これですか? これだけで壁紙張り替えが必要ってことですか?」
オッサン真顔で「はい」

「はははっ冗談ですがなぁ(笑)」の一言を待っていたが、オッサン真顔で停止。

「これはナンボ何でもキズとは言えないでしょ~(ヘラヘラ)」
「見過ごすと私の責任になりますので(キッパリ)」

・・・か、悲しい。悲しいけど、このオッサンと飲みに行きたくなったよ。

で、慰めてあげたい。「無意味な心配するなって。もっと気楽に生きろよ」

という暇もないし、「今日はちょっと・・・」とか断られたら悲しみ深まるから
今回は、有料のアメリカンジョークを買うことにした。

ホンマはめっちゃ腹立ってるけどね。
バカにこれ以上関わりたくない、ってのがホンネなんだよ。