この3年、毎週月曜の朝、新幹線の車窓から富士山を見ている。
調査によると、昨年1年間で東京都内から富士山が見えた日は120日だったらしい。
驚くことに、高度成長期の1960年代はたったの20日間。この50年平均でも30日間。排ガス規制等の公害対策、道路のアスファルト化で随分と空気がきれいになったのか。
昔に比べて、ずいぶん街もキレイになったと思う。
ゴミやタバコのポイ捨ても減った。ドブ川なんてのも今は見かけない。とにかく日本は、世界でも有数の清潔で快適な国になったと思う。
それでも、昭和は素敵な時代だった。
先日、子供の頃に通っていた銭湯へ、一人で行ってきた。熱い湯船につかり、20円のドライヤーで乾かし、コーヒー牛乳を飲んだ。一日に何人の客が来るのだろうか。あの頃は、人でごったがえしていたのに。
銭湯までの路地が、昔から変わらず砂利道のままだったのはとても嬉しかった。あの路地を歩くだけで、いろんな事を思い出せる。
1回だけ往復できるタイムマシンがあるのなら、未来でなく、昭和に行きたい。
たかが48年なのに、昭和、バブル、平成と、特色のある3時代を味わえて嬉しい。
年代によっては、戦前の昭和、戦後の昭和、高度成長期~現代に生きる人もいる。
そういう方々も、心の中にひっそりと、それぞれの時代への想いがあるのだろう。
とりとめもない話やね。