曲作りが完成したら、まず、ミックスダウンという作業を行なう。
ミックスダウンとは20~30chの音源バランスを調整してステレオ2chに落とす作業。この段階で一般的なプレイヤーで聴ける音源になる。先日アップした音源レベルで。
さらに最近は、と言っても10年以上前からだがマスタリングで音圧上げが流行。間単に言えば、音が歪まないギリギリまですべての音量を上げ密度を上げる作業。
全体をコンプで底上げしつつ0dbを超えないようリミッターをかけ、さらにM/S処理という手法で音を横に拡げる。てな作業を先週と今週末の数十時間かけてやっていた。かなり、のめりこんで行ったが、ふと気づいたら結局、元の方がいいジャンと。
プロのエンジニアは言う。不足した音域を付け足す前に、不要な音を消せと。
こういう事って色んなシーンである。
化粧を足し算しすぎてオバハンになったり、小局にこだわり過ぎて大局が的外れたり。そういう時は大胆にリセットして、必要最小限から始め直さなければまず戻れない。
商品を説明する際にも、他にこんな事ができて、さらにこれもできて・・・と言う前に、不要な言葉、不要な説明をどんどん削っていかなければならない。不要な言葉が何であるかが解らなければ、完全にオールリセットして、たった一つだけ伝えるとしたら、という所から始めるのが良いか。