日記

チラリズム

見えるか見えないかのチラリズムが一番目を奪われる。

もし、望みどおりにモロ見えになったら、興奮は即効終了。見たいけど見えない。そのあたりで丁度良い。

もしもーし。私を独りにしないでください。

私たちも、自分の未来が見たくて必死に覗き込んだりしている。未来を知って安心したいし、より正確に未来を予測して行動修正もしたい。

言わば「占い」も未来のチラリズム。たぶん当たらない、と思うから平気で聞ける。でも、タイムマシンで未来を完璧に知る事ができるとしたら、本当に知りたいかな?未来が完全モロ見えになって、オレの人生はこうなるのかぁって知ってしまったら、どうだろうか。しかもイマイチな人生だったりすると。

チラリズムが人を夢中にさせる。モロ見えになると興奮はいっきに冷める。

いや、実際には多くのサラリーマンが未来をモロに見ている。

5年先の自分、10年先の自分の姿を身近な社内ではっきり見ている。仕事も収入もライフスタイルも、ほぼ誤差の範囲で未来の自分がそこにある。違う!オレはあんなのじゃなくて。 と、その先輩も当時は言ってただろう。

もし上司を残念な人だと笑いながら、いや、残念な自分の未来をモロに見ていながら今もそのレールに沿って過ごしているとしたら不可解だ。自分に期待してないのかと。

可能性にフタをしてるのだから、取ればいいのに。本当のリスクとは何だろうか。この人生のゲームにおいて最も重要なルールはただ一つ。一回ポッキリだということ。

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