上:Apple (Mac OS) 中:Google (Apps) 下:Microsoft(Windows 8)

今時のビッグ3ともいえるこの3社。何となく、それぞれ企業コンセプトが違うなとは感じていたが、一体何が違うのか考えてみた。

企業、トップの信念は製品デザインに現れ、さらに言えばアイコンに現れる。と思う。

各社ともソフト開発者向けにUIデザインガイドというのを提供しているが、そこに、企業コンセプトあるいはトップの考え方が色濃くでている。
Appleのガイドは読んだ事があるがGoogleやMicrosoftのそれも読んでみると面白い。あまりにも文章量が多いので、その特徴だけを簡単に言うと下記のものになる。

【Apple】
何のためのデザインか?から始まって心理学と実験に基づいたサイズ指定まで本当に細かいところまでガイドが決まっている。
単に、シンプルに!とか、使いやすいく!という標語でなく研究された配置やサイズを具体的に情報共有し、デザイナーを雇えとまで。ワクワクする美しさと、こうかな?とユーザーが思った通りに動くようにせよと言う。

【Google】
AndroidのガイドはAppleについで詳しく書かれているが、Google自体のコンセプトは、端的に言って3つ。
(速い):ミリ秒でも速くする
(簡易):簡略化することの重要性
(人柄):人間らしさを加えよ
Googleのアイコンっていまいちだなと感じていたが、リアルさや立体感は不要で「速さ」を重視しろという。

【Microsoft】
これまたMicrosoftらしいというかビルゲイツらしいデザインガイド。
なんせ開発者向けガイドの一番最初に書かれているのが「収益の計画」(笑)ついで、デザインについてのタイトルが下記だ。
・できるだけ直観的に操作できるように
・第一印象を良くする

私なりに一言でまとめると、3社のテーマはこうだ。

●Apple「美しさ」 ●Google「速さ」 ●Microsoft「世の中金さ」

オチもついたので、このへんで。