日記

大富豪アニキの教え

最近、『大富豪アニキの教え』を書店の店先平積みでよく見かけるが、今から4年前、そのアニキに会いにバリ島のご自宅へ伺ったことがある。

あの頃、まだ1冊の本も出ておらずアニキとも呼ばれてなかったが(当時の通称は バリの丸さん)、人脈の広い仲間が「バリに凄い人がいるので会いにいかないか」と。

面白そうな事は妻と共有したい。バリへ妻を連れて行くことにした。

関空から7時間。デンパサール空港に着いたら入国審査に長蛇の列ができていた。

こりゃ30分位かかるなと思ったその時、さっとスタッフの方が現れ「お疲れ様でしたコチラです」と案内される。通路を歩くと審査も何も無くそのまま空港の外にでていた。
おまけに空港の玄関前にはベンツとジャガーが扉を開けて待っていてくれた。まだ会ってもいないのに、こりゃ凄い人なんだろうなぁと予感させる。

空港から車で1時間。海沿いの白い別荘に泊めて頂いた。

絵に描いたようなリゾート地の別荘。敷地1000坪くらいだろうか、中庭に大きなプールがあり白いパラソルとベッドが何台も置かれている。2階にもプールがあった。

バリ風の制服をきた若い女性のメイドさんが3人いて、食事からドリンク、デザート、さらにマッサージまで、いたれりつくせりのサービス。後で聞いたら一人月給2万円位。だから使ってない日も年中3人が常駐してるそうだ。

翌日、アニキのご自宅にうかがって初めての対面。人物像の予備知識なしに会ったので、強烈なインパクトでホントに目が丸くなった。

ベタベタの関西弁。見た目、声、そして話の面白さ。自由に生きている感丸出し。バリに来て一文無しになったところから、今の状態になるまでの話を聞いた。ぬるいコーラしか置いてないこの島に、チャンスをテンコ盛りに感じたという。

広い芝生の裏庭にデッカイ檻が置いてあって、重そうな扉が開いていた。

大型犬ですか?と訊いたら「今はおらんねやけど、トラやね」と。 ・・・。

アニキ関連の本を読んだ事があるのならご存知、強烈なインパクトを放つ人だ。本に書かれているような言動に一切誇張はないだろう。ホントにあのまんまの人。ただ、本で伝わらないのは、顔(特に眉毛)と、あの声だ。顔と声の強烈な印象。

「メラビアンの法則」によると、会話の影響力はこうなっている。

1 表情や身振りなどの視覚情報 55%
2 口調や声の抑揚など聴覚情報 38%
3 話している内容など言語情報 7%

影響力7%に過ぎないとされる「話の内容」だけでも引き込まれるのに、表情や身振りの視覚効果と、凄い声質と抑揚の聴覚効果が加わり、圧倒的なパワーで伝わってくる。

でも……、そんな事も含めそれらは総てテクニック。より加速させる為のツールだ。

アニキが一貫して言い続けているキモはただ一つ。「相手に与え続ける」。

アニキに限らず、良い人生を歩むコツは「まず相手に与えること」と言われている。

ふと気づけば「いつの間にか自分のことばかり考えていた」という事がよくある。
いや、それが普通かもしれない。だから、気づくたびにリセットすればいいよね。

あのように成りたいと思わせる、人にインスピレーションを与える生き方もある。

あのように成っていはいけないと、人の警告になってしまう生き方もある。

何はともあれ「そういう人生って面白そうだな」と人に夢を与えるような生き方をしている人はやっぱ魅力的でオモシロい。そんな人物になりたいなと思う。

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