若い頃、梅田の輸入版レコード専門店「LPコーナー」によく行った。
輸入版にこだわっていたわけではなく、たんに国内版より少し安かったんだね。ライナーノーツ無し、レコード入れのビニールも無し。でもお金も無かったし。輸入版には帯の説明が無かったから基本ジャケ買い。なけなしの金で勇気いるよ。
だからたった1枚買うのに1時間悩んで、外に出て休憩して、もう一度戻ってと真剣。
で、知ってるかなぁ?輸入版の匂い。
ジャケットのレコードを入れる隙間に鼻を突っ込んでクンクン匂いをかぐ。あの独特の匂いに遠い憧れの国 アメリカを感じたよ。
本気で、アメリカの空気はこんな匂いかぁと思ったもんさ。ピュアだねぇ。