ちょいマジおやじ

たかが◯◯に対する姿勢

ここ数年、カットは神戸のDiPERCHEという店に通っている。ホントに良いサロンだ。

一言で言えば、すべての面で非常に意識が高い。技術、接客、姿勢、ファッション等々。

で、今日。シャンプー担当者のあまりの技術・意識の高さに感動して目頭が熱くなった。シャンプーに感動して目頭が熱くなる、なんて事あるだろうか。

私も昔々美容師見習いで毎日シャンプーをしていたから言えるけど、シャンプーをこれほどまで意識高く仕事する姿勢に感動したし若い方だけど尊敬する。

こんなの新人の仕事だ、と誰もが軽視する若い時の下積みを感動レベルで取り組む。当然、全ての先人が新人の時代を体験してきた。だから意識の高い新人に感動するのだ。

普通で考えればわかるが、誰だって大事な事を任せる時はそういう人に頼みたいだろう。チャンスの回数が多くなるから比例して掴む回数も多くなる。世の中はシンプルなのだ。

カットやセットが上手くても感動までには至らない。ある程度の期待値があるから。

たかがシャンプー。お客さんもそう思っている。だからそこギャップに感動する。高級レストランでホスピタリティがあっても普通。しかし食堂のオバちゃんに「いつもありがとうね」と言われたら、体の芯から暖かくなるだろう。

誰もがちゃんとやるような事は、自分もちゃんとやって当たり前。

もっと大切なのは、誰もがあまり手間を掛けない事。相手もさほど期待していない事。そういう事にこそギャップが生じて感動に変わる。人間力の違いが目に見える場面だ。

たかが◯◯、にこそチャンスが宿る。あらためてシャンプーの彼から教えられた。

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