1996年アカデミー賞9部門を受賞したイングリッシュ・ペイシェントを観た。HULUで。
15年も前だから31歳の頃に一度観たはずだけど、初めて観たような感覚だった。
年代によって観方が違ってくるのだろうか。 とてもリアルに感じた。
大やけどで死を目前にした負傷者が、人生のほんの一時期を回想しながら逝く。
それは、美しく苦しい日々。
映画ではあるけど、死を前にして自分の人生を回想できるとしたら、実際はこんな感じなのかもしれない。
どれだけ沢山の思い出があっても、回想するのはある一時期のことだけかも。
私は自分の人生の美しさにはこだわりがあるけど、長さにまったくこだわりがない。
それが5年先でも50年先でも良い。悔いの無いよう生きてるから死に恐怖を感じない。
だけど、最後の日に自分の人生を回想する時間と頭の明瞭さだけはどうしても欲しい。
きっと人生で一番美しい日になると思うから。
人生で一番美しい日のために
