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10歳の夏休み

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子供のころ、アリの行列を見るのが好きだった。今はほんと見かけないね。
当時、玄関から裏まで一直線に見渡せるボロ長屋に住んでいて、夏場は一日中扉を全開していたものだから、よく甘いモノ目当てに家の中をアリが行列つくって歩いてた。
夏休みで家に誰もいない時なんか、床に寝そべってその行列をじっくり観察してた。
それで、アリの行列から少し外れたとこに砂糖をひと掴み置くと、何匹かが気付いて偵察に来る。で、しばらくすると行列が二股に分かれたりするのだ。
そういう時ってアリが小さな頭を使って考えてるみたいで とても楽しかった。
アリの行列をいつまでも無心で眺めていたあの夏の日を思い浮かべると、子供の頃の毎日を思い出せる。あの頃は100% 今に生きていた。
砂糖に群がるアリを見たら、きっと母に叱られるだろなという近未来も想像せずに。
過去も未来もまったく考えない、今、目の前のことがすべてで生きていた。
いつから今日一日より過去や未来を思いながら生きる大人になっちゃったんだろう。
あの頃のように100% 今だけに生きる、そんな無邪気な人に戻りたい。
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