ビルの高層階から、街を見おろした事はあるだろうか。
アリさんのように、行列つくって道路を行き交うミニカー。
男か女か、老い若い、太い細いも見分けがつかない、ちっぽけな人々。黒ゴマだな。
笑顔か、しかめっ面か。 幸せなのか不幸なのか、上から見ているとぜーんぶ同じ。
そのゴマの一粒一粒が、ほんと些細な、ど~でもいい事で悩んでる。
一粒がコケても消えても、街は何にも変わらん。
自分が思うほど存在なんて大きくない。自意識過剰だったかも。
胸のあたりでクスっと笑いを感じる。 そんな経験、ないだろうか。
海に出ても同じことを感じる。
垂直方向に上から眺めるか、水平方向に遠く離れて眺めて見るかの違い。
車も人々も見えないけど、「人生の本質」 みたいなものが おぼろげに見えてくる。
例えば、嫌々仕事している人がいる。夢を語らなくなった人がいる。
歳をとって、もう輝くことはないと諦めている人がいる。
結婚できないとか、生活がワンパターンだとか、寂しいとか、退屈だとか。
海から眺めていると、それが滑稽に見えてくる。
だって、あなた何も変えてないんだから、変わらなくて当然ですよ。と。
人生を面白くしたいのなら、何より今のパターンを中断することから始めなきゃ。
いっぺん、くそ真面目で当たり障りのない生き方を辞めてみなきゃ。
料理教室でも、フットサルでも、異業種交流会でも、お見合いパーティでも、
とにかく、新しい人々と関わる何かをやってみたらどうだろう。
一人で居るのが好きなので気が進まない? それなら尚更だ。
気が進まないこと = 自分のパターンから外れていること。だから。
一見社交的に見える私だって、ホントは一人ぼっちで居る時間が一番好き。
出会いが欲しければ、出会いたいと思っている人々の所へ行けばいい。
今の仕事が嫌なら、違う職業に転職してみれば良い。人生一度なんだから。
金持ちになりたければ会社を起こしてみればいい。大多数は社長なんだから。
もっと本質、もっとシンプルに考えてみる。
「そうなりたいなら、それをする。 そりゃそうだよね!」ってのが答だと思う。
人間はゴマ粒だ。 100%、いずれ消えてなくなるゴマ粒なのだ。
行儀よく生きる必要はない。偉業もいらん、もっと自分の人生に多くを求めたらええ。
たった一度の人生、楽しめるうちに楽しい思いをいっぱい味わったらええねん。
くそ真面目なゴマ粒
