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超Inside = 超Outside 2

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 『動的平衡』 福岡伸一(生物学者) を読んでいて驚いた。
以前このブログで書いた、「なぜ傷口からは感染するのに、Inside中のInsideである口から体内に入っても感染しないのか。たぶん体内は超Outsideだからでは?」 という発想について、ど真ん中で書かれていた。
ちなみに以前のブログ「超Inside=超Outside」 http://plus17.jugem.jp/?eid=567
 

消化管の内部は一般的には「体内」と言われているが生物学的には体外である。単純化すれば、人体はチクワのような中空の管に過ぎない。
その成り立ちを考えると、子宮もまったく同様に、身体の外部である。
『動的平衡』より
例えば美容のためコラーゲンを食する。その時点ではまだ体外。
胃でタンパク質が消化され最大20種類のアミノ酸に分解後、血中に吸収→体内。
この時コラーゲンという単語は、A,R,N,D,C等アミノ酸アルファベットとして吸収される。
体内に入ったアルファベットでコラーゲンというタンパク質単語にするのか、他の単語にするかはその時点の体のニーズが決める。元の単語が何だったかは関係ない。
つまりコラーゲンを食しても体内コラーゲン増加とは何の関係もない。
このあたりから生物学的な論拠が展開され、カニバリズムが倫理的だけでなく生物学的に否定される種の壁の話へ、そしてES細胞、ドリー、遺伝子組換え、新薬開発競争の話題へ展開されていく。面白い。好きな分野なのでイッキに読んだ。
それに、宇宙や物理、人体など自然解明の探求は、物事の本質を見せる事が多い。
興味のある人にはお勧めの一冊。

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