アリとキリギリスの話をしたところで、今回も、持論シリーズ第2弾といこう。
今回は、アクチンとミオシン。 好きな話なので、ちょっと長くなるヨ。
多分、右手にマウスを持ってるでしょうから自分の左手を目の前に持ってきて、
グー、パー、グー、パーと続けてやってみてください。 はい、どーぞ。
おいおい、ちゃんとやろーぜぇー。(笑)
あぁ、やってる? 素直ですね。
よーく考えたら不思議ではないですか? なんで動くのだろう?って。
もちろん、手や腕あたりの筋肉が引っ張っているからなんだけど、じゃぁこの筋肉って何が動かしてるんだろう?ってことです。
これもモチロン、脳からの指令で筋肉が動いているんですよね。
でも、脳みそがキュ~っと腕の筋肉を引っ張ってるわけじゃない。
グー・パーするという 「考え」 だけなのに、「現実」 に筋肉が動いている。
「考え」 と 「現実」 を結ぶ物質的な接点は無いのにです。
ここで私の大好きな NHKスペシャル 『驚異の小宇宙 人体』 によると、筋肉収縮の原理は、脳の指令によってアクチンとミオシンというタンパク質の分泌量をコントロールし、細胞レベルで滑走させているとのこと。
ピンポイントの場所のタンパク質をこんなにも高速に正確に分泌している!
もう20年近く前の番組だけど、それを見た時、凄い衝撃を感じました。
なぜ、思考が現実化するのか・・・、な~るほど!完璧に解ったぜ!と。
20代半ばの頃だったけど、その頃、何度も繰り返し読んでいた 『眠りながら成功する』 J.マーフィー(著)に有名な一節でこういうのがあります。
良いことを思えば良いことが起こります
悪いことを思えば悪いことが起こります
きっとそうだろうな・・・とは思いつつ、科学的な根拠のなさに確信が持てなかったのが、このアクチンとミオシンの原理を知って完全に納得がいった。
良いことを思っていると、そのうち周りがだんだんと・・・ 的なことでなく、
良いことを思った瞬間、「実際に」 ホルモンという 「物質」 が分泌され、現実が変わり始めているのだと知ったことで、完全なる確信を持てるようになったということです。
その後、1995年に発売されたベストセラー 『脳内革命』 春山茂雄(著)で、βエンドルフィンとか脳内モルヒネのことを知って、より明確に理解した。
例えば、15年前、自分のヨットが欲しいなぁと思った日にホルモンが分泌され、
その5年後に起業して将来の夢を確認した時に、ドバっと分泌され、
3年前にカタログを手に入れた瞬間、またまた、ドバドバドバーっと分泌され、
2年前にボートショーで現物に触れた瞬間、滝のようなホルモンが流れ出て、
その直後に、思考が現実化される体験をしたのでしょう。
本当にこういう体験は山ほどあります。
ごく普通の人間が、想像すら遠慮してしまうほどの人生を歩める。
それは、今も目の前で動いているアクチンとミオシンが証明してくれます。
だから、「思考は物質だ」というのが、私の持論です。
そういえば、以前、経営していた会社の四半期会議で、この話をしたことがあったけど、はぁ?ってな空気が充満してたなぁ。(笑)
アクチンとミオシン 思考は物質だ
