(いつの間にか新版になっている・・・再度読もうかな)
会社経営において、最も具体的な影響を受けたのはこの本かもしれない。
この本で学んだことが、経営の根幹にドッシリと構えていた。
創業当初にこの本と出合って本当に良かったなと今でも思う。ツイてた。
線を引き、折り目をつけたところ(無数にあるが)を今、再び読み返しみてもゾクゾクっとする。著者の木子社長に心から感謝する。
ただ、この本は、会社経営に興味のない人が読んでもまったく面白くない。
正直なとこ、会社を起こして最初の半年ほどは怖くて怖くてしかたなかった。
だけど、その姿は社員にも家族にも、誰にも見せてはならない。
社長がビビっていたら、みんな不安になるから。
そんな私に勇気を与え続けてくれたのは、最後のページで著者がしみじみと語っている言葉。あの頃、私はこの言葉を何度も何度も読み返していた。
一部を引用する


経営は
ゲームと思えば
苦にならず
仕事も趣味も
趣味のうち
社長業
仕事も遊びも
両立で
プレーと思えば
人生楽し

ちなみに、この本で学んだ事は下記の項目
どうやら、会社経営が上手くいった理由の大半をこの本1冊から学んだようだ。
●粗利志向経営
 売上高、社員数で見栄を張らない。 粗利で実を取る真の勝者経営。
●労働生産性重視
 社員一人当たりの粗利額を最重要の経営指標とする。社長の仕事。
●労働分配率重視
 少数精鋭化で総人件費を抑え、一人当たり還元を高くして社員満足を高める。
●好き嫌いで採用する
 学歴・実績関係なく気に入った人を採用。気の合う仲間が良い社風を創る。
●ちまちました経費削減をさせない 
 ケチは金も心も失う。在庫0などの仕組みで経費削減するのが社長の仕事。
●仕入先を大切に扱う 
 礼儀と感謝を持ち仲間として付き合う。仕入先は苦しめず儲けさせる。
●経理を使わない
 作業は経理担当にまかせても、仕事(経営指標管理)は社長がやる仕事。