Off the wall, off the wall, off the mind wall !
昨夜、妻と 『This is it』 を観に行った。
極端にいえば、マイケルがいなくても十分に成り立つほどのエンタテイメント。
そこに、あのマイケルが付いているのだから、凄いものになっていただろう。
商業的に見れば、あの数千万円の映像がなくても、あの何百万円の仕掛けがなくても、観客は誰ひとり不足を感じないはず。
誰の不満も生まない原価削減は、そのまま利益の増加に直結する。
ビジネスなら真っ先に手を付ける部分だ。
それを承知で、観客の想像を遥かに超えるSHOWを用意している。
価値観の焦点が、今日の分け前でなく、「人生で成し遂げたい事」に向いている、と言えば良いのかな。
人生に幕を下ろす頃なら、すべての人が同感できる価値観だ。
マイケルのリハーサルを見ていると、
-
- チームでのリハに入る前から、自分自身の準備は完全に仕上げてきている。
-
- すでに頭の中には、観客を含めた映像が明確に出来上がっている。
-
- リハーサルで具現化のテストを行い、不安点を改善し精度を高める。
- リハが終わって本番になるころには準備が完全に整っているので、緊張も不安もなく、ただ、一刻も早く、観客を喜ばせたいと思っている。
それは、成功が約束された新規ビジネスのプロセスと良く似ている。