When that time, if I have the courage. at Las Vegas.
3Dメガネの映画 『AVATAR』を観ていた観客が、上映中に気分が悪くなり、病院に運ばれ亡くなったという台湾でのニュースを見ていて、なぜか急に『AVATAR』が観たくなった。そして、そのまま21時からのレイトショーを妻と観に行った。
感想・・・かなりイケてる。
CMでは「またあの感じね」 と思ってたけど、あのトレイラーより何倍もスゴイ。
リアルCGの映画と言えば、『アルマゲドン』的なディザスタームービーが多いけど、やはりCG技術の進歩を感じるのは表情を含めたモーションキャプチャー系。
この『AVATAR』には、CGであることを忘れてしまうほどの世界観がある。
それで帰宅後、最新のCGツールはどんなものを使っているか調べていたら、まったく『AVATAR』と関係ない記事だが、私にとって興味深い記事に出くわした。
MicrosoftがCGソフト「True Space」を買収し無償提供をしているそうな。
GoogleがCGソフト「Sketch Up」を買収し無償化したのと同じ発想だろう。
どちらも、自社の地図サービスにユーザーを引き込むための道具だ。
そして、たまたまどちらのCGソフトも私には少々思い入れがある。
前職で、MindManagerに続く海外ソフトの輸入販売を企画していたとき、「Sketch Up」の凄さに目に止まり、早速、販売契約を結んだが、その直後、Googleがその会社を買収し無償提供を始めてしまったので、販売準備だけで結局取扱い中止となった経緯があった。
そして「True Space」。
このソフトに衝撃を受けたのは22年前。1988年だ。
当時、世界最大のPC関連展示会はラスベガスで開催されるCOMDEXだった。
そこへ、最新のソフトウェア情報を仕入れに行った時、デモを見て衝撃を受けたのがCaligari社の「True Space」だった。
20年以上前のPC性能で、ブーリアン演算処理(ソリッドモデルの和・差・積)のリアルタイム3D表示を軽々と行っていた。たったフロッピー7枚くらいのソフトでよ。
あまりにも衝撃的で、これを日本で販売したらメチャ売れるやろなぁ・・・とは思ったが、当時、若干23歳で会社に提案する勇気も、外人に話かける勇気もなかった。
500ドル位だったと思うが、参考商品として買って帰るのが精一杯だった。
ただ、それから1年くらいして、住友金属システム開発が日本国内の総代理店契約をしたのを知った時には、一人ひそかにショックを受けていた。
彼らは、私と同じ時に同じものを見て、行動を起こしたのだ。
やっぱり資本力が違うしなぁ・・・と思いつつ、本当は英語力と勇気さえあれば俺にも契約できたはずとの思いもあった。
思っていても、行動しなければ、思っていない人と同じ。
そういう、忘れかけていた懐かしいエピソードを今日思い出したのだ。
追伸
本日、株式会社の設立登記を行ったので、一応、また 社長 ということになった。
資本金980万で、今のところ、私含めて男前2名だけど。
今回の事業は事前準備にもう少し時間がかかるので、本格的な事業開始は半年くらい先になる。 また、動きだしたら事業のことも書こうと思う。
でも、最高にワクワクしてるんだなぁ。これが。
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