寝息を立てながら昼寝している彼を眺めていると、時がゆったりと流れる。
そういう時はいつも、時計がカチ…カチ…と音を立てていた事に気付く。
たとえば、道端でタンポポを見つけた時や、蟻の行列を発見した時のように
人生という動画を止めて、たった一枚のフレームに魅入る静かな時間。
それは、飛び跳ねるような喜びでなく、目を閉じ肌で感じる幸せだろう。
走ること、駆け抜けることが人生の目的ではないよね。
でも、止まっていては、まだ見ぬ美しい瞬間と出会うことができない。
だから、前を向いて進んでいるのかもしれない。