GWクルージングにも行ったし、夕方からクラブミーティング&懇親会の予定もあったので、今日はセーリングを休むことになっていた。
でも、朝、ひらめいてしまった。
もしかして今日こそ、以前からチャレンジしてみたかったシングルハンド(ひとり乗り)にうってつけじゃないかと。
そしたら急にワクワクしてきて、なんだか冒険気分。
車の免許を取って、初めて一人で車を運転する日のように。ドキドキそわそわ。
でも、妻に言うと多分心配するので、「少し早めにハーバーに行くわ」と言って出かけることにした。
で、何気なく用意して出かけようとすると、セーリング用バッグを持っている私に、妻が「あれ?今日はヨットないんでしょ?」 と声をかけられ、ギクっドキーっ!
わしゃ中学生か。 できるだけ表情を変えずに「うん」と言って出かけた。
舫いを放ち海にでた。
沖までエンジンで走ってみたが、セールをあげてエンジンを切ると別世界。
たった一人、海の上。 静かに波をきる音だけがする。
スケールは全く違うが、一人ぼっちのヨットで太平洋を渡った堀江謙一氏や世界をまわった白石康次郎氏は、どういう気分やったんかなぁ・・・なんて、遠くに想いを漂わせていた。
ミーティングがあるので4時には帰港しようと思っていたが、この世界があまりにも心地良すぎて帰りたくなかった。
ギリギリまで、あと5分、もうあと5分このままで・・・。白昼夢に抱かれていたい。
いつか、長い旅にでるのだろうか。
