日記

バースデイ休暇

23日(金)はバースデイ休暇! 誕生日は翌日だけど振替でね。
44回目の誕生日をむかえ、おかげさまで今年も17歳+αになりました。
毎年この日は、妻とテーマパークで遊ぶ!というパターン。
だけど、USJもTDLもちょっと飽きたし、何より寒いしね。で、予定変更。
今年は大人っぽく、Ritz CarltonのLa Baieでフラめし& Westin Hotelのアロマテラピーサロンでたっぷり癒されまくりの贅沢気分で過ごすことに。
日本のGDPを若干押し上げちまったぜ。
ところで。
この日の朝、何気なくNHK BS2をつけたら「私の1冊 日本の100冊」という番組をやっていて、その中で『COTTON 100%』AKIRA(著)という気になる本が紹介されていました。
午後、紀伊国屋に立ち寄り探してみたらみつかったので即GET。
誕生日を迎えた土曜日は、講演会を聴きに丸一日東京だったので、行き帰りの新幹線で読もうと持参したのですが、思わず夢中になって読みふけりました。

一言で言ってしまえば「アメリカ放浪記」ですが、これほど生命力を感じる本を読んだ記憶がないような気がします。
著者 AKIRAが、20歳から5年間、不法滞在で浮浪者のようにアメリカ全土を旅した話ですが、面白くて悲しくて、それでいてどこか憧れを感じてしまう本です。
ぜひ、機会があったら読んで頂きたい。
一部を引用して言葉を紹介します。

タオルに歯ブラシ、着替えのパンツもないけれど、シャワーや歯磨きしなくても、人間死なない。
それよりもう一度あたたかい部屋にもどれば、オレの心は凍え死ぬ。
内なる声がこう叫ぶ。
逃げろ、逃げろ、逃げろ! そして旅立て。
だいたいね、「努力」「根性」「忍耐」なんてヒロポンは、オレたちを飼い殺すだけのもんだ。「夢」「希望」「明日」なんてケーキは、オレたちを虫歯にする。「自由」なんて粗悪なマリファナにもひっかかんなよ。
やつらの得意なウラ技は、甘い言葉と脅し文句。
たとえばこの平均台を歩いて行けば、安定した地位や名誉や成功が待っているよと誘われる。
もしもそこから落ちたらば、真っ暗闇の地獄だぞって脅される。
みんなあせって青い顔してバランスとって、このせまーい一本道を黙って行進してくんだ。
オレだって、踏みはずしたときゃビビったよ。
ところがだ、落ちてった先にはいったい何があったと思う?
地面だよ。
落ちろ!落ちろ!落ちろ!
そして目覚めろ!!
肉体の痛みと快楽をとおして、世界をまるごと抱きしめるんだ。
失敗なんて恐れずに、どんどんまちがえばいい。
まちがいこそが君のキャンバスを豊かに彩ってくれる絵の具だ。
今、この本を捨てろ。
本を読んで「理解」するんじゃない、旅をして「実感」するんだ。
さあ、堂々とまちがおうぜ!

Cotton100%
Cotton100%
AKIRA

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