リタイアメントな日々

イチローや石川遼の作文に学ぶ

3月から週に1~2回、駅前留学しています。
今まで基本的に中学高校の参考書だけでやってきたので、時差のある英文メールならまだしもリアルタイムの会話では結構もどかしい思いをしています。
・・・と言う至極ありふれた理由で、まずは半年ほど通ってみるの巻だ。
で、初めての講師には毎回自己紹介から始まり、当然「仕事は何をやっているか」がくるわけですが、いつものように説明すると、今日の講師は少し興味をそそられる質問をしきた。
私は英会話の講師として日本に来ているが、ビジネス本もたくさん読んでいて、あなたのように若くしてリタイアすることに興味がある。
成功するのに最も大切なことは何かを教えてほしい。
大切なことは色々あるけど、最もかぁ…。良い質問だなと思いながら答えた。
まだまだ成功したとは思っていないけど、最も影響の大きいことが3つあった。
・ 最初が、イマジネーション
・ 次に、自分の力を信じること
・ そして、常にポジティブな言葉と行動
その他、マーケティング、ファイナンス、会計、ビジネスモデル、コミュニケーション等々の勉強も必要だけど、それらはスキルにすぎないと思っている。
そのような答えを出すと、彼は言った。
常にポジティブでかつネガティブを避けることも大切だろうね、そして、それら3つのポイントは”INTANGIBLE”でその他は”TANGIBLE”ですね、と。
INTANGIBLEの意味を知らなかったので聞いてみると、測れないもの無形のものということで、TANGIBLEは当然その反対らしい。
なかなか良いレスポンスを返してくれる。
その後、お勧め本の話などで盛り上がり、彼は”BLACK SWAN”を読めと。
先ほどの「そしてネガティブを避ける」という言葉もその本からの引用だそうで、紙にメモってくれた。
Protect yourself from bad things as much as you can,
But when you see a chance for success, go for it.

気がつけば、まったくテキストカリキュラムを始めないまま終わってしまった。
もったいないような、楽しかったような。
ここまで話したので、もう少し長くなるけど書いておきたい。
無形のこと有形のことについて、さらに明確に言えば、3つのポイントは無意識(潜在意識)の力を使うもので、スキルは有意識(顕在意識)を使うことと言える。
水面下に隠された巨大な本体。それが無意識(潜在意識)の世界。
別名、どんな夢でも叶えてくれるジニー君。すべての人が例外なく持っている。
どうせ俺はツイてない、とジニーに伝えればツイてないことが起こる。
こんなヨットでセーリングする!と伝えればいつの日かそれを届けてくれた。
私が、具体的にやってきたことは、とても簡単なことばかり。
まずは、なりたい自分の姿、なりたい理想の状態を紙に書き出す。
毎晩眠る直前に、それを思い出しワクワクしながら眠る。
小さな目標「1週間色々な仲間を励ました。今月も5万円貯金できた」
そんな小さな達成を繰り返し、自分は出来るのだという自信を積み上げていく。
ネガティブな人や場所を避け、悪い言葉は一切使わず、どんな人、出来事でも良い面を見つけ常にポジティブな言葉や見方をする。
ホント、本当にこれだけで、今がある。
もちろん勉強も読書もたくさんしたけど、3つのポイントをやっていれば、やたらとツイてくるので必要な勉強は体が自動的に始めてしまう。
3ポイントだけを続けていればあとは自動操縦で連れて行ってくれる。マジで。
潜在意識の活用はどんな本にも書かれているし、やることも超簡単だけど、多くの人が成功に至らない、または何も進展がないのは、ただ途中でやめてしまったり、この話を信じてないから。
やめてしまう理由はほとんど間違いなく「やったけどダメだった、効果ない」
宝くじじゃないんだからそれは急ぎすぎ。
5年10年かかってもずっとやり続けるもの。夢を追加しながら一生続ける習慣。
この話が理解しやすいよう、イチローと石川遼の小学校時代の作文を下記に引用します。
もし心に小さな火がついたら、今すぐ、作文を書いてみてはどうだろうか。
ちゃんとした文でなくても良い。明確でなくても良い。先延ばししないなら。
5年後のあなたは・・・ただ5歳老けただけなのか、別世界を生きているのか。
それを今、自分で決めることができる。
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「僕の夢」
小学校6年生 鈴木一朗
僕の夢は一流のプロ野球選手になることです。
そのためには中学、高校と全国大会に出て活躍しなければなりません。
活躍できるようになるためには練習が必要です。 僕は三才の時から練習を
始めています。 三才から七才では半年くらいやっていましたが、三年生の
時から今までは三百六十五日中三百六十日は激しい練習をやっています。
だから、一週間中で友達と遊べる時間は五、六時間です。 そんなに練習を
やっているのだから、必ずプロ野球選手になると思います。 そして、その
球団は中日ドラゴンズか、西武ライオンズです。 ドラフト一位で契約金は
一億円以上が目標です。 僕が自信のあるのは投手か打撃です。
去年の夏、僕たちは全国大会に行きました。 そして、ほとんどの投手を見
てきましたが自分が大会ナンバーワン選手と確信でき、打撃では県大会四
試合のうちホームラン三本を打てました。 そして、全体を通した打率は五
割八分三厘でした。 このように自分でも納得のいく成績でした。 そして、
僕たちは一年間負け知らずで野球ができました。 だから、この調子でこれ
からもがんばります。 そして、僕が一流の選手になって試合に出られるよ
うになったら、お世話になった人に招待券を配って応援してもらうのも夢
の一つです。 とにかく一番大きな夢は野球選手になることです。

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『将来の自分』
小学校6年生 石川遼
二年後…中学二年生、日本アマチュア選手権出場。
三年後…中学三年生、日本アマチュア選手権(日本アマ)ベスト8。
四年後…高校一年生、日本アマ優勝、プロのトーナメントでも勝つ。
六年後…高校三年生、日本で一番大きなトーナメント、日本オープン優勝。
八年後…二十歳、アメリカに行って世界一大きいトーナメント、マスターズ優勝。
これを目標にしてがんばります。マスターズ優勝はぼくの夢です。
それも二回勝ちたいです。みんな(ライバル)の夢もぼくと同じだと思います。
でも、ぼくは二回勝ちたいので、みんなの倍の練習が必要です。
みんなが一生懸命練習をしているなら、ぼくはその二倍、一生懸命練習をやらないとだめです。
ぼくはプロゴルファーになって全くの無名だったら、「もっとあのときにこうしていれば…」とか後悔しないようにゴルフをやっていこうと思います。
来年には埼玉の東京GCで行なわれる「埼玉県ジュニア(中学の部)」で優勝したいです。
今は優勝とか関係ありません。
中学生になってからそういうことにこだわろうと思います。
高校生で試合に優勝すると、外国に招待してくれます。
その試合で世界から注目される選手になりたいです。
ぼくは勝てない試合には今は出ません。
ぼくの将来の夢はプロゴルファーの世界一だけど、世界一強くて、世界一好かれる選手になりたいです。

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