Planet Sun Star Comparison
なんとなく”宇宙”について調べていたら、とても印象的な映像をみつけた。
あの小さな小さな地球。
その表面に張り付いている自分。
そして、その小さな小さな自分が考えている日常のこと・・・。
スケール感を変えると、日常のA or Bの選択なんて楽しそうな方で良し!となる。
後悔のない面白そうな人生になるよう、思い切った選択をしたらエエやん!…と。
でも、宇宙スケールがどうであれ、自分にとって大きな問題だと感じるのも解る。
今日、セーリングしていた時、途中で少し大きめのうねり波が10分ほど続いた。
確かに宇宙スケールでは存在さえ認識されない出来事だけど、ヨットの上にいる当事者としてはしばらくその事にとらわれる。
また、出航して3時間半後、ハーバーに帰港したら海面が120cm上昇していた。
海面が上昇するのは、もちろん月が引力で海面を引っ張ったり放したりするから。
宇宙スケールでは何てことないけど、それにしてもあの広い海面が120cmも引っ張られるなんて、目の前では凄いことが起きている。
確かに、宇宙レベルで考えれば「何そんな小さなことで悩んでるの?」となる。
しかし、当事者にとっては大問題と感じるのは自然なことだ。
悩んだり弱気や消極的になることも、ありまんがな。誰でも。
何かにとらわれる自分。消極的な選択をする自分。
給与にしがみつく自分。展望のない人生を受け入れる自分。
それが自然なのだ。 強そうに見える人でも同じなのだ。
弱い面をもつ自分を認めよう。強がらずに自分を許そう。
まず、それを認めたうえで、たまには。
たまには、心を宇宙の彼方まで旅させ、超大なスケール感を持って思い切った舵取りをした自分を想像してみる。
もし失敗がないとしたら・・・、本当は何をやってみたかったのだろうか。
制限を解放させて想像してみる。
そしていつか、自分の素直な感情に従って行動してみる。
もし、その選択が後々間違っていたように見えても、人生に納得は得られる。
一生というスケール感から見れば、人生物語をより面白くした出来事になるから。
スケール感の変った自分に問うてみよう。
本当に、その生き方で納得しているのか。
ところで、上記映像『Planet Sun Star Comparison』を見て思い出すのは、
イームズの『Powers of TEN』だ。

EAMES FILMS:チャールズ&レイ・イームズの映像世界 [DVD]チャールズ&レイ・イームズの映像世界[DVD]
イームズのDVDは「Powers of TEN」を含む実験的映像のオムニバス。
心理学でいうリフレーミング(思考の枠を変える)効果があり、会社の全体会議でも何度か使わせてもらった。
宇宙(超マクロ)と人体(超ミクロ)が同じ世界につながる神秘。
なんて美しいんだろう。