趣味:その他諸々

米朝一門会

先日、京都南座で行われた桂米朝一門会を観に行ってきました。

落語に関しては今までに何度か書いていますが、私は落語フリーク。なんと言っても、桂枝雀が好きなのですが、枝雀亡き後は、枝雀一門、米朝一門なら、それだけでラポールを感じるので大好きです。

桂米朝は、ご存じのように数年前に人間国宝となりましたが、それもあってか、さらに風格が増したように感じられ、袖からお座布に座るまでの動きだけでも、いわゆるオーラというものを感じました。

おそらく最初は25歳前後の頃だったと思いますが、現在41歳のいまだに、毎晩、寝るときに枝雀の落語を聞きながら眠りに落ちるという習慣。

しかし、私が落語を聞き始めたキッカケは、意外にもネガティブな発想からなんです。

どういう事かと言うと、20代前半の頃は、仕事で非常に辛くなることが多くて、特に、あるお客さんには数ヶ月ほど精神的に叩かれた時期があったんです。

自分が販売したお客さんなんですが、システムの不具合や、私の対応の悪さで、大クレームになってしまったんです。

納入リース契約後1年位経ってるのに、返品や!と。それはムリなんです。そこから毎晩毎晩通って、そこの仕事を手伝い、ようやく3ヶ月ほど経ったときに、そこの社長が「ようやった、ありがとう」と言ってくれて、クレームは一応収まったということがあったんです。

その結末は嬉しかったんですが、その最中は、毎晩帰宅が夜中で、しかも毎日「持って帰れ!」と怒鳴られるので、帰ってからも不安と悔しさで寝付けなくて、頭が変になりそうでした。

そんな時、何かのひょうしで枝雀の落語を聞いたんです。そしたら、面白くて、すっかり不安とか忘れて笑っている。体は疲れているので、笑って聞きながら、途中で眠りに落ちていく。

その時にようやく、どれだけ辛いことがあっても、毎日、布団に入って笑いながら眠れる幸せがある事に気づいたんです。

それまでは、誰も知らないところで必死に頑張り続けている、悲劇の主人公を演じていたんでしょうね。でも、毎日のささやかな幸せに気づいたとき、色々なことがスーっと楽になっていったのを覚えています。

モチロン、今は、嫌なことを忘れるために、聞いている訳ではないのですが、何十回、何百回、同じ落語を聞いても、楽しくなるんですよね。これが。

アーカイブ since 2004

ランダムPickup

PAGE TOP