『Fly fishing』

カナダで過ごす夏の楽しみと言えばFly Fishing。
バンフで出会った友人のジョナサンが私の師匠だ。

ジョナサンのことを私たち夫婦は、ビッグジョンと呼んでいる。

身長は私より少し高いくらいだけど、彼はニュージーランドでラグビーをしていたそうで、筋肉の塊のようなゴツイ体をしている。 だからビッグジョン。

奥さんはフランス人で、私たちが釣りをしている間、妻と二人でベリーを摘んでいる。二人は摘んだベリーからジャムを作って、日本の友達に贈る。

一緒にワインを飲むときは夜中まで話が止まらないけど、釣りをしている間はお互いに無言だ。

僕たちは、世俗の一切を忘れ、釣り糸の先の疑似虫になりきる。岩陰に静かに降り立ち、魚にバクっと食われる虫の気持ちになりきる。大自然、青い地球と一体化し、僕たちはすべてを手に入れ、すべてを手放している。

唯一、川のせせらぎと、鳥の鳴き声だけが、現実との接点。

子供から大人になって、そして今、再び子供の心で夢中に遊んでいる。素晴らしい人生を歩めたことに、心から感謝している。

何気なく始めたお絵かきですが、最近、描くことにハマってます。
特に「理想の未来」を描くというのは、空気感を描いているようでとても楽しいです。

いつも、テーマだけきめて、本番一発勝負みたいな感じで想像しながらバンバン描いていきますので、だいたい30分~1時間くらいで描いてしまいます。

でも、描く前に全体を考えたり、途中で書き直したりすると、まったく筆が(タブレットのペン)進みません。

何でもそうですが、すべてが見えてなくても、とにかく1歩(一筆目)を踏み出す。
そしたら次が見えてくる。 そんな感じかもしれません。