趣味の一つは落語です。

落語家はたくさんいるのですが、私は完全な桂枝雀フリーク!
私の場合、枝雀の落語を聴くのは趣味と言うより習慣です

というのも、15年前からほぼ毎晩、枝雀の落語を聴きながらウトウトと眠りに入っていくのが日課になっているので、これなしでは非常に寝にくい体になってしまっているのです。

おかげで、妻・息子までこれを毎晩聞かされているので、家族全員、かなり落語に詳しくなってしまいました。

ご存知の方も多いと思いますが、枝雀は1999年に自殺して亡くなられました。

落語家のなかでも異色の存在でしたが、自殺なんてまったく縁遠い明るいキャラクターでしたのでニュースを見たときは、何かの間違いかとも思ったほどです。しかし、その反面、なるほどと思うこともあります。

桂枝雀は完璧主義なところがあり、落語や笑いのメカニズムを理論的に解説したりしていました。
完璧主義の宿命である未達感で、どれだけやっても満足を感じることがない状態が何年も続き、うつ病によって自殺したのではと言われています。

今ではCDやDVDでしか聴くことができませんが、生前に4~5回、米朝一門会や桂枝雀独演会を観に行けました。今思うとラッキーだったなと思います。

桂枝雀 落語大全のページはこちらです。
初めての人は、第三十四集の「貧乏神」や第五集の「どうらんの幸助」あたりがお奨めです。