2004年5月20日 夜11時頃、友人を西宮まで送った帰りの国道2号線で信号待ちをしていたら、左後ろで縦列駐車をしていたスカイラインが動き出しゴツンとぶつかってきた。

「ボケ、へたくそが」と思って、交差点を越えたところで停車するとスカイラインも少し前方に停車。

しかし、スカボケ野郎はなかなか降りてこない。
雨降ってるからおりてこんのか?逃げるつもりか?
とっさに車のナンバーを手帳にメモってから、まずは、自車の状況を確認してみた。

ゴムの擦り傷程度で、雨のなか指でこすったら消えそうだったので一安心。
そして、スカに近寄って行くと、ナント、ナント、急発進でスカは逃げ去っていった。

エエ兄ちゃんやったら「もおエエよ」と言ってあげたかったが、コメカミからブチーっと音がした

ナンバーも控えてることやし、当て逃げで通報するかぁ。
しゃーけど、ポリさん来て現場検証なんだかんだで手間も時間も取られるし、2度損やしな。

どうしょっかなと考えていたら、これまた、ナント、ナント、スカはどっかでUターンして戻ってきて、さっきと同じ前方10m位のところに停車した。
「わけ分からん」

今度は、すかさずスカに歩み寄ったら、ボケは手を上げてもうちょっと前へのポーズをし、スカは数メートル前進した。
そして、私も同じようにスカに付いて歩いた。

次の瞬間、後ろから急発進のエンジン音が聞こえ振り返ると、それは私の車だった

私とスカの横をマイカー君は誰かに運転されて猛スピードで走り抜けて行った。
さらに次の瞬間、今度は目前のスカも猛スピードで発進し2台は仲良くアっという間に、雨の2号線からサヨナラしていた。傘を手にしたしゃちょー1人残して。

一瞬、意味がわからなかったけど、気付くとなぜか笑えてきた。
頭のなかで「ウソ~ん」「マジですかぁ?」「ウソや~ん」となぜか、ほがらかな声がしていた。こういう時はかえって冷静になったりする。

ヤラれた。っちゅーかスゴイ。ハメられた。
俺もこんな手に引っ掛かるのか・・・。なるほど、過信しちゃイカンね、と思った。
そして、ポリボックスで事情聴取を受けること2時間。家に着いたのは1時半だった。

落ち着いて考えると、このミスは精神的にも金額的にもデカイ!
ご存知のように、私の車はファンカーゴやよりも少し高い。

モチロン保険は入っているので、普通に事が進めば、ほぼ購入金額分戻ってくる。
って言うか戻してくれー!戻らんと困ーる!  まぁ大丈夫ですけど。

何か問題や失敗が起こったとき、それが何であれ、必ず何かの教えがある
事が大きければ大きいほど、その教えは大きい。そして、マイナスになる出来事は一つもない。考え方次第で良くも悪くもできる。

2~3ヵ月後には、再び車選びで嬉しい悩みを持ちながら、大きな学びも得ているだろうな。そして、将来何度となく話すネタにもなるしね。

しかし、一時的とは言え、気分悪いし、ボーぜんとするしね。
皆様、車を離れる時は、ちょっとそこでも、エンジンを切って下さい
特に、小さな子供なんて乗せてたら怖いからね。