前回に引き続き「週末の外食」、今日は良い店について語ります。
PXP本社から歩いて数分、炉端居酒屋の矗々家(ちくちくや) です。
「チょっと待って、矗々家ってアカンやん」とsuper事務T様からお声が掛かりそうですが、あの店も反省して改善されたかもです。今度予約してみないとわかりませんが。
っと言うのも、過去にPXP歓迎会など大勢で2~3度使ったことがあるのですが、店の雰囲気や料理はOKなのに、予約時の店員の態度が全然だったのです。
あきらかに「うちは人気店でいつも混んでますんで」みたいな雰囲気があり、本社内では、あんな店もう使わん!という感じになっていました。
あれから2年。
先週末、村田・松岡両氏と飲むのに、久しぶり矗々家に行ってみるかと言うことになり、のぞいてみると、いつものごとく店は満員でした。
そこに、愛想良さそうなおっちゃんが出てきてすんません、5分くらいでお通しできますんで」と言うので、入り口付近で待つことに。
靴を脱ぐとその店員さんは「私がやりますんで!」と言って、キレイに揃え下駄箱に片付けてくれました。
今度は村田が待合のところで「ここでタバコ宜しいですか?」と聞くと、店員さんは「もちろんどうぞ」と言って、縦型の重たい灰皿を目の前まで運んできてくれました。
「この店も気が利くようになったな」と言っていると、しばらくして女性店員が通りかかり、「大きくて邪魔になるでしょうからこちらに変えましょうか」と小さい灰皿を持ってきて、先ほどの重たい灰皿をまた戻してくれました。
あとは席に通されておいしく料理をいただいた。
・・・・ただ、それだけです。
良い店って言ってもたったこれだけの出来事です。
・・・別に、店員で可愛い子が一人いたとか、着物姿が良く似合っていた、という特別な理由はありません。
しかし、たったそれだけの出来事が何を生み出すのかというと、私の試算では少なくとも年に1200万~1800万の粗利(売上じゃないよ)を上積みしているのだと予測します。
( ユニークユーザー2500人×客単価4000円×業界粗利率60% )×年2~3回
値段を下げるとか素材を良くするなど、コストをかけてサービスをするより、店員さんの態度が気持ち良いとか、気配りのある一言の方が圧倒的に効果があるように思います。
当たり前ですが、お客さんも私たちと同じ、人間ですから。
PXPで言うと、お客さんからの電話1本、お客さんへ用事の無いときの電話1本。
その対応の気持ちよさが、お客さんに笑顔を提供し、あなたに諭吉顔を返してくれるのかもかもかも・・。
「気持ちの良い対応をしてあげる」というのは、相手を気持ち良くさせ、自分も気持ち良くなる魔法の法則ですよね。
それが社名の由来でもあるしね。
世の中は私たちの為に、大金をかけて実験を繰り返してくれている!ありがと!