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待望のi-RAMにガッカリ

今回は特に断っておくが、どうでも良い人には、どうでも良い話題だよ

今、PC自作派の間で話題騒然の「i-RAM」はご存知だろうか。最近、私と息子の話題は「i-RAM」一色で、実はアキバ系仲良し親子である。

今年6月に台湾で行われたCOMPUTEXで、GigaByte社が発表したRAM Diskですが、カンタンに言うとPCIボードに最大8GBのSDRAMを乗っけた高速メモリー型ハードディスクとなりますでしょうか。

ハードディスクとして使うので、当然ながらPCの電源を切っても消えないメモリとなります。但し、PCIボードにパワーサプライしているので、電源コンセントを抜いた場合は、UPSとして内蔵バッテリーが働き16時間しか持たないという仕様のようです。

しかし、これは凄いでしょ
8GBということは、OSが乗っかるということです。アキバ系自作派は、OSやでっかいアプリの起動を早めるためにシリアルATA2のHDに変えたり、その為にマザーごと変えてしまう人がいるわけですよ。

OSがメモリに乗っかると、物理的な遅延の問題は解消され、あっという間にWindowsXPが起動してしまう! ・・・ハズ、だったのですが、いよいよ9/1に初回ロットが発売される段階になって、それほど効果がないことが判明しました。ガッカリだね。今日知ったよ

Windows起動時、BIOSセットアップが表示され、ロゴのステータスバーが数回回りますが、たとえば、左から右に6回っていたのが2回になる程度で、気分的に速いかなと思える程度。数値で言うと、36.67秒が29.94秒になる程度だそうです。

しかも、当初発表されていたi-RAM本体100ドル以下から実勢で20,000円くらいにUPされ、そこに8GBのRAMを乗っけるので、バルク品を使っても+7~8万で、実質9~10万円くらいかかります。
それだけ投資して、起動が7秒速くなる。 ・・・どうなん?

いや、費用対効果をちゃんと計算してみよう
たとえば単純に時給1000円の人がいた場合、その人の秒給は2.7円 = 1回起動すると18.9円の節約になる。1日平均1.5回起動するとして、1日28.4円の節約。
初期投資10万円を回収するには3,521日かかるので、約10年で全額回収できる!

っと、こんな計算しているあいだに、10分もたって、全額回収はさらに85日伸びた!!

っで、今回は「i-RAM」導入は見送りだな。

・・・そこのあなた! 今「ホンマ、どーでもエエなぁ」と言ったでしょ!

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